◎9.ヒロインズクレスト
ヒロインズクレストの前々走はやたらと行きっぷりが良くなりました。L2は12.9-12.4で、終い12.4秒のところで豪快に差し切り。元々、未勝利は勝てるだろうなと思っていた馬ですが、これなら1勝クラスでも通用するだろうと感じた内容でした。
前走は5F通過60.9秒で、ペース自体は向いたように思いましたが、3.4角ではかなりの外を回される羽目に。0.3秒差のところまで差を詰めましたが、外を回された分でしょう、スパッとは切れませんでした。それでも十分に1勝クラスでやっていけるだろう好内容。
今回、距離延長馬が多くかなりペースが流れそうなメンバー構成。
ここは差してくると考えて本命を打ちます。

○15.ルフトクス
ルフトクスは未勝利戦でヒロインズクレストを破っています。
L4が49.6秒で、L2は12.7-12.5の加速ラップを差し切り。12.5秒の区間で楽に差し切っており、余力は十分そうでした。2着に下したメイショウリリーが1勝クラスで通用していることからルフトクスも現級で通用するはずです。
前走は5F通過が61.3秒のハイペースを追走しすぎたか。勝ち時計が速くなりすぎたことに加えて、本馬は完全にバテて止まったので大敗に関しては見逃しても構わないでしょう。
勝った小倉ダート1700ｍに戻り、3キロ減で裸同然の50キロなら見直せます。

▲12.リヤンドメテオール
リヤンドメテオールは先行・差し自在。
前走は距離短縮に期待して対抗を打ちました。L1が13.8秒と完全に失速したところで猛追しましたが、勝ったエリーズダイヤにクビ差粘られました。
1700ｍまでは守備範囲で、前々走の1.45.3は持ち時計最上位。他、同コースでは安定して上位の時計で走れているので、今回のメンバー構成なら上位でしょう。

△11.サイモンコーラル
サイモンコーラルは前走、ヒロインズクレストの一列後ろから運び、最後はハナ差先着。
近走は安定して掲示板付近で走れていますが、今回も人気がありません。
想定よりも更に後ろの馬が恵まれる流れになれば浮上してくるはずです。

他。
7.クリノハレルヤ：ドレフォン産駒でダートはこなせそうですが、逃げ・先行馬で、今回は展開が苦しくなるはず。陣営も「ハナを切って、突かれる形の方がいいタイプです。ダートの1700メートルに替えて、自分のペースで運べれば」と述べている以上、逃げようとしてくるでしょう。今回は馬群に沈むだろうという想定で。
13.ニホンピロマリンバ：前走は人気薄での逃げ切りですが、5F通過62.8秒は遅めで、L4の52.1秒も遅い。完全に展開に恵まれたという見立てで。
14.ジョニール：金沢での指数が異常に高く、力があるのは間違いありません。前走は3F通過34.5秒のハイペースを先行して3着に粘り込んだのは立派ですが、外からスムーズに先行できました。今回、1700ｍに伸びて、また、ペースもさほど緩みそうもないとなれば、思い切り飛びそうです。また、金沢で強かったことからも含水率高めの小倉ダートが合うとは思えません。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。