◎5.リリーズブルーム
リリーズブルームは2〜4走前が全て「躓き」の表記。ダートスタートでは全て躓いていることになります。そのため、芝スタートで走れるメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
前走はジャンプするようなスタートでしたが、二の脚は付いて2番手を追走。3F通過こそ36.1秒とかなり遅かったのですが、1F目は12.2秒と普通だったので、今回、位置を悪くする危険性はそう高くないでしょう。他馬も決して遅くはないので、その点はカギ。
この前走で優秀なのはL2の12.0-12.3。前半スローだからといって余力ラップが頻発する訳ではないので、これは素直に評価して良い数字。3着には4馬身差を付けています。
上がりは勝ったトウカイエルデの36.8秒に次ぐ36.9秒だったので、こちらの方がL2は0.1秒掛かっている計算になりますが、それでも優秀です。
また、前走は牡馬混合戦でした。牝馬限定戦の今回、牡馬相手に好ラップで2着した点は評価して良いでしょう。
前走通り走れるならアタマで狙えます。
他馬比較で多少、位置を悪くする危険性もありますが、前付けして速い上がりを使えることから1着の可能性が最も高いと判断しました。その割にはオッズが甘いので、単勝で勝負します。

※売上の低いレースの単勝だと少額でもオッズが割と動きます。馬単の合成オッズを確認できる方は、ご確認の上での購入をオススメいたします。

他。
9.タミゼ：新馬戦はL2が11.9-12.2のヨーカイディスコ戦で、0.2秒差の2着。本馬も余力ラップでまとめている計算になります。そのため、1400ｍでも通用していますが、ここ2戦は終いが13秒台まで失速しています。1400ｍではそこまででもないのではないかという見立て。ただ、このメンバーでは上でしょう。
10.アジアノハナ：前走はタミゼが2着だったレースで、0.5秒差の5着。押して出していきましたが、外の3番手に。外を回された分、最後は甘くなったかなという印象。今回は3キロ減の吉村誠之助騎手が鞍上。これで逃げたいところでしょうが、使った1400ｍ戦は4戦とも終い13秒以上掛かっており、いずれも高いレベルにありませんでした。3キロ減だけに期待するのは割に合いません。
11.エピファドール：このメンバー内では速い上がりを使える馬ですが、追走面が課題。前々走の上がりは37.0秒で最速でしたが、リリーズブルームは前走、前付けして36.9秒で上がっています（稍重ではありましたが）。今回、かなりの道悪が予想されますが、高速ダートになれば内枠有利が強くなるので、外枠差しの形になるのもどうでしょうか。
14.フォルテローザ：前走は特に促すことなく、1F目を12.2秒で逃げました。3F通過34.2秒もハイペースだったので逃げか先行はできそう。初ダートが大きなカギでしょう。430キロ前後と馬格はありません。母がダートで3勝を挙げていますが、引退時には500キロ超えの馬格を誇っていました。父サトノアラジンもダート向きの産駒を多く出しますが、馬格のなさが気がかり。いずれにしても今回は単勝一点勝負。飛ぶことに期待します。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。