勝負気配濃厚

12 ブローザホーン 京都・菅原明良騎手・2200m・古馬OP

日曜の京都は終日、雨予報。それも最大、1時間辺り25mmという猛烈な雨が降ると予報されている。道悪適性も必須。
ブローザホーンは前走、天皇賞・春で2着。すっかりGI級の力を身につけた。なにより、不良馬場の京都芝2200mで行われた烏丸Sで5馬身差圧勝。すでに宝塚記念と同舞台の不良馬場で、抜群の適性を示しているのは心強い。GI級の能力＋抜群の道悪適性を持つ同馬にとって、今回はGI制覇の願ってもないチャンス。中心に推す。

ベラジオオペラは前走、大阪杯で1着。念願のGI制覇を果たした。重馬場のスプリングSを快勝したように、馬場適性の広いタイプ。京都芝2200mの京都記念で2着と、コース適性に問題もない。1週前には上村調教師自ら跨り、CWでラスト1F10秒8をマーク。仕上がりも申し分ない。GI連勝の可能性も充分にあると見て、対抗に推す。

ソールオリエンスは近走、結果が出ていないが、いずも同馬の武器である末脚を発揮しにくいコース＆展開。今回は京都外回りと末脚を存分に発揮できる舞台に替わる。重馬場の皐月賞では、ブービー位置から強烈な末脚で突き抜けて快勝したように、道悪を苦にしない馬。調教も1週前に美浦ウッドでラスト1F10秒8をマークし、メイチに仕上げてきた。一変の可能性は充分にあると見て、3番手に推す。

ドウデュースは中間、CWでラスト1F10秒台を3本連発。海外遠征帰りだが、しっかり仕上げてきた。重馬場の凱旋門賞ではブービー大敗だっただけに、あまり馬場が悪くなると不安があるが、走法的にある程度の道悪ならば、対応可能なはず。実力を認めて4番手。

プラダリアは重馬場で2戦2勝。阪神芝2400mの未勝利戦では7馬身差で圧勝しているように、道悪適性は相当に高い。京都記念ではベラジオオペラ相手に勝っているように、京都芝2200mも合っている。道悪＋コース適性を持ってすれば、好走の可能性は充分にある。5番手に推す。

道悪適性は未知数だが、ルメール騎手騎乗のジャスティンパレス、レーン騎手騎乗のシュトルーヴェも押さえには必要。

大穴はカラテ。不良馬場の新潟大賞典を快勝したように、道悪は鬼。ドボドボの不良馬場になれば、出番が回ってくる。