実は産駒の平均勝利距離が全種牡馬の中でもトップレベルで長い距離となっているのが晩年のキングカメハメハ産駒で、それは芝でもダートでも同様にそうなっています。
JRAのダートのオープン競走が行われるコースの中で最も長い距離設定なのがこの東京ダート2100mコースですが、当然の様にそこで猛威を振っているのが晩年のキングカメハメハ産駒で、実際に21年以降の同コースのレースでは2位以下の種牡馬にダブルスコア以上の差を付ける圧倒的な勝利数(17勝)を挙げるなど、勝率･複勝率･回収率など全ての項目で優秀な成績を残しています。

今回の出走メンバーの中でキングカメハメハ産駒はメイプルリッジとリチュアルの２頭。
リチュアルは同コースの前走ブリリアントＳで血統適性を生かして８人気２着激走しましたが、当時は展開に恵まれた面も大きかった分で相手までとします。
もう１頭のメイプルリッジは逆に前走は別コースで距離不足の分での５着止まりでしたので、そこから距離延長の良績コース替わりで前進必至の今回は好勝負が見込めると見て◎を打ちます。

対抗は前走ブリリアントＳでは展開不利で強い３着だった母父キングカメハメハのクールミラボー、相手は叩き３戦目で更に馬体絞れれば更にやれるカフジオクタゴン、同コース巧者で叩き２戦目で変わり身が見込めるダノンラスター、広いコース替わりで変わり身が見込めるオーロイプラータ、そしてキングカメハメハ産駒のリチュアル。