<予想>
◎:テイエムリステット
馬場を考えたらOP級の好時計
○:フラムリンガム
ペースが流れる展開なら持続力が活きる
▲:シゲルソロソロ
阪神の方がいい走りができそうだが
△:カッティングジェム
ゲート課題も鞍上強化魅力
<予想詳細>
本命は、テイエムリステット
前走の3歳1勝クラス(京都ダ1400m)は、好スタートから内の馬に譲って2番手から追走。ただ、外の馬が折り合いを欠いていたので、抵抗したことでハイペース。直線に入るところで逃げ馬に並びかけて、直線に入ってすぐに先頭。そこから追いかけてきた馬との差をじわじわ広げて4馬身差の完勝。
未勝利勝ちをダートでして、2戦芝重賞を使ってどちらも0.6秒差。悪くない内容だったが、やはりダートの方がいいという結果だった。
このレースの勝ち時計は、「1:23.5」。これがかなり速くて、ほぼ同じ時計の出方だった馬場の翌日の2勝クラスがハイペースの前崩れで「1:24.6」。
京都の馬場改修後のダ1400mの良馬場で見ても「1:23.5」以上の時計は、24年1月門松S(3勝勝クラス)のモズリッキーと23年10月桂川S(3勝クラス)のペースセッティングだけ。すでに3勝クラスを勝てる時計で走っている。3歳限定のダ1400mだとOP特別のバイオレットS・昇竜Sを含めても、テイエムリステットの前走が最上位の評価。
その馬が同じ京都ダ1400mの2勝クラスに出走して、前走から2kg減。内で包まれて動けなくなるようなかなりの失敗騎乗、大きな出遅れとかがないと負けそうにない。
前に行きたい馬がかなり揃っているが、前走のペース(京都ダ1400mの良馬場で前半34.0秒)を前で押し切れる馬。速くなっても33秒台とかにならないと、他馬が潰れたところで止まらない。素直に頭固定で勝負する。
相手は、3頭選択。
フラムリンガム
前走の昇竜S(OP:中京ダ1400m)は、大外から出たなりで全体が一団になった中団外で追走。3〜4コーナーを3頭分外を走って直線へ。直線で前の馬と差が縮まらず、外から1頭に差されて0.7秒差5着。スローペースで内・前が有利だったレース。終始3頭分外を走ったロスとペースが流れる展開が得意な適性も合わず。追いかけるだけになってしまった。
今回は、1400mらしくペースが流れる可能性が高くて、もまれずに走れる大外は歓迎。次走で京都・阪神のダ1400mの外枠なら本命で狙おうと考えていた馬。テイエムリステットがいると本命には出来ないが、この条件ならテイエムリステット以外には先着できる力はある。
シゲルソロソロ
前走のオーストラリアT(2勝クラス:京都ダ1400m)は、後方集団の最内で追走。直線で馬群の中から外に出して、いい脚で伸びてきたが0.2秒差3着。
4コーナーで加速でもたつくところがあったので、京都よりゆるい下りが続いて最後の坂もある阪神の方がいい走りができる可能性が高い。でも、今回はテイエムリステットが前を潰してくれる可能性があるので、京都でも2着争いまで加われていい。
カッティングジェム
前走のオーストラリアT(2勝クラス:京都ダ1400m)は、いいスタートから控えて中団やや前の外で追走。4コーナーで少し位置を上げて、1列目の外に並びかけて直線へ。直線でいい脚で伸びて一旦先頭に出たが、最後脚が鈍ったところを差されて0.2秒差2着。
結果的にもう少し後ろにいた馬に向いたペースだったが、課題のゲートを完璧に出てスムーズに走れたのは収穫。今回もゲートが課題になるが、鞍上が川田騎手の強化するのは魅力(川田騎手の2023年以降京都ダ1400mの複勝率は脅威の57.9%)。展開も向きそうなので、再度上位争いに加われていい。