◎2.エクストラドライ
エクストラドライの前走は出がひと息。追っ付けて先行しました。
ロードトレゾールが3F通過32.7秒の超ハイペースを逃げて圧勝しましたが、2着以下も水準以上のレベルにありました。2着モズトキキは未勝利・雪うさぎ賞を連勝。他、3.5着馬がすでに勝ち上がっています。
エクストラドライは直線、伸びない内を突いたので進路も不利でした。見直したい内容です。
新馬戦は1.21.0という好時計での決着だったマーシーラン戦。
不利な大外枠でしたが、抜群のスタートを切ってハナに立ちました。
残り200ｍ手前で捕まりましたが、1.21.7で走破しているなら今の未勝利では力上位。
京都芝は内が荒れていますが、内回り1200ｍならまだ内は使えそうです。元々、圧倒的に内枠先行馬が有利なコース。
高い先行力を持った馬も少ない組み合わせで、先行できれば勝ち負けできるはず。

○3.ラグリマスマリア
既走馬相手のデビュー戦でネックになるのは追走力。事実、未勝利デビューの馬は短距離ほど成績が悪くなっています。
本馬はいきなり3F通過34.1秒で逃げました。また、4.5F目を11.4-11.3と緩ませずに逃げたことで早々に手応えを失いました。
今回はスローになりやすい京都芝1200ｍ。追い切りは前走に続いてあまり動いてはいませんが、2戦目の上積みは少なからずあるはずで、粘りが増せば。

▲9.マーメイド
ダートを使っていましたが、ダッシュ力を生かすには芝の方が良さそうです。
3走前は出がひと息で、押してハナを奪いました。その分、厳しくなったという印象ですが、0.6秒差5着なら悪い結果ではありません。
4走前は1400ｍで3F通過が34.3秒。さすがにオーバーペースで差し決着になりました。度外視。
1800ｍの新馬戦では、1000ｍ通過61.8秒の緩めのペースで逃げたとはいえ、1勝クラス上位のカエルムと0.2秒差の競馬をした実力馬。
ダートから芝戻りで軽視されるようなら俄然買いです。

他。
1.プルミエプランタン：前走はミッキージャスミンが3F通過33.6秒ですっ飛ばしたことで、差し有利の展開に。直線は進路が切り替える多少のロスがありましたが、基本的に展開が向いての5着。今回、内枠はプラスになりそうですが、後ろからでは届かないと予想しています。
11.ドランクマン：前走は格上挑戦で出遅れ。1勝クラスで4着に来たのは驚きですが、2〜4F目までが10秒台で差し有利の展開になりました。今回は陣営が「前走を見るとためた方が脚を使えるみたい」と述べており、控えてきそう。京都芝1200ｍは基本的に内枠先行有利なので、控えては飛ぶ確率が上がると考えています。ただ、それなりに位置を取ってもきそうで、そうなればチャンスはありそうです。
15.シャドフ：前走は出遅れましたが、ミッキージャスミンが3F通過33.6秒で飛ばしたので、展開は向きました。内枠先行馬が有利なコースで、再び外枠の15番枠なのはどうか。インが想定以上に荒れていれば、チャンスがありそうですが、今回、陣営は「序盤に急かすと良くなさそうなので、展開がうまく嵌まれば」と展開待ちの競馬を示唆しています。
17.エガオニナッテ：前走は2番人気でしたが、無印に。先行力で少し劣る点を軽視したのですが、ミッキージャスミンがすっ飛ばしたことで展開が向きました。今回、2.エクストラドライや3.ラグリマスマリア、9.マーメイド辺りが出していく内枠主導の隊列になりそうで、17番枠は流石に不利が大きいでしょう。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。