◎2.パールホワイトイブ
パールホワイトイブの前走の勝ち時計1.18.1は、良馬場の東京ダート1300ｍの新馬・未勝利戦で過去3位にあたる超好時計でした。4着だった本馬も1.19.1の好時計で走破。上がりも36.5秒でまとめているだけに、1.2.3着馬が素直に強かったと見るのが妥当でしょう。3着のモリノセピアは次走、新潟ダート1200ｍで1.2秒差の7馬身差圧勝を収めました。
前々走は大外枠から出遅れ。その後は引っ掛かり気味に上がっていったことで、直線は伸びを欠きました。
3走前は2馬身ほどの大きな出遅れになりましたが、上がり最速タイの37.6秒で差は詰めました。
ここまで敗因明確で、3走前からどんどんと内容が良くなってきています。
今回の内枠替わりは大きなプラス。
内枠に速い馬が固まったので、内枠主導の隊列になり、外枠勢は間に合わない可能性がかなり高いと考えています。
前走同様、スタートさえ決めれば、かなりチャンスが高いと思います。

○10.レッドレナート
ここまでほぼ全てスタートを決めており、テンの速度も上位。
前走の3F通過35.7秒は、スローペースになりやすい東京ダート1300ｍとしては少し速かったのかもしれません。
付いてきた勝ち馬にやられましたが、勝ったサンリコリスは1勝クラスでも即3着と力はあった模様です。3着には6馬身差を付けただけに、十分走れていると見て良いでしょう。
前々走も勝ち馬のストライクオンが素直に強すぎただけ。3着には2馬身半差を付けています。
今回は少し外枠に入ったことだけが気がかりで、1.ハドソンテソーロや5.ミスターディジェイも出していくはずです。また、3ヨリナエスポワールもブリンカー着用で、位置を取ってきそう。
ただ、逃げなくても競馬はできる馬なので、ルメール騎手が上手く乗ってくれれば。

▲5.ミスターディジェイ
ミスターディジェイの前走は乗り替わりの効果もあった模様。
3F通過34.3秒も速いですが、1F目の12.0秒もかなり速い。出はひと息で、押して二の脚でハナを奪い切りました。その後も緩ませなかったことで最後は苦しくなりましたが、それでも2着なら上々の結果。
前々走は少し可哀想で、石田拓郎騎手がハナを奪い切ったかというところで、内外から交わされて3番手に。3F通過34.6秒も速く、これは1.2.3着馬全て強い競馬をしたと思います。2着ニシノジークは次走、パールホワイトイブが4着のレースで超好時計勝ちを収めました。
この比較からはレッドレナートと大きな差はなさそう。
内枠の分、こちらが出していって残す可能性も十分にあり得ます。

△1.ハドソンテソーロ
前走は3F通過36.0秒と遅いペースでしたが、かなりの二の脚の速さを見せて逃げの手に。
残り100ｍ近くまでは先頭をキープ。
L2は12.1-12.2と優秀な数字。0.7秒差の本馬は終い12.9秒でまとめていた計算になり、決して悪い数字ではありません。
今回は最内から二の脚の速さで飛ばしていけそう。
100ｍ短くなることで、この馬が残す線も考慮に入れて、三連複で押さえます。

☆3.ヨリナエスポワール
前走は1800ｍだったので参考外。
前々走は3F通過33.9秒のハイペースで逃げられず。1着馬は強かったので、これは別格としても3着とは0.5秒差。
常に程々の競馬でまとめてはいるのですが、力的にはやや足りないという見立て。しかしながら、本馬はブリンカー着用がかなり不気味です。
馬場・枠のバイアスがかなり強く出そうなので、こちらも三連複で押さえます。

☆4.クーリッジテソーロ
こちらも内枠の先行馬。
スタートは持ったままで逃げられました。3F通過34.8秒はやや速く、この馬が行ける可能性もあります。
ただ、残り200ｍ手前で捕まっているので、こちらも三連複で押さえることにします。

他。
16.アンサーパスト：前走は既走馬相手のデビュー戦。出遅れましたが、二の脚はまずまず付いて中団から。ゴール前の脚色は一番で、もう少し直線が長ければ、という内容。内枠なら考えますが、この枠の並びでの大外枠からではどうあがいても位置を取れないと思います。無理に行かせても外を回されて脱落しそう。まだ1勝しか挙げていない石田拓郎騎手でもあり、買える要素が少ない印象。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。