◎14.ポッドグラス
ポッドグラスはデビュー2戦で大きく出遅れ。
前走で一変のようにも見えますが、前々走に関しては大きく出遅れた後、二の脚は付いてすぐに馬群には取り付いていました。ペースが速すぎて、その後にまた置かれてしまいましたが、上がり最速の36.4秒は使っており、新馬戦からの良化気配はありました。
前走は五分のスタートを切ると促して先行。
強い馬相手に差のない4着と大健闘の結果でした。3F通過35.5秒で、L2は12.2-12.8。
2着メイショウソムリエ、3着アルニラムは次走同じレースを使い、アルニラムの方が勝利。L2は12.1-12.2の余力ラップでした。メイショウソムリエの方は出遅れが響いて3着でしたが、35.8秒の上がりを使っただけにいずれは勝てる馬。
前々走で良化気配を見せていた以上、この好走は更に良化したことで実力が発揮できたと見るべき。
この馬の外2頭のテンがまずまず速いことは少し心配ですが、これらに被されて位置を悪くしさえしなければ勝ち負けできるはず。

○6.ダイゴリュウジン
ダイゴリュウジンは1800ｍ付近の中距離ですぐ勝てると思っていたくらいの馬ですが、3走前に馬体が20キロ減ってからのパフォーマンスがイマイチ。
とはいえ、かつての力に比べれば少し物足りないという程度で、今でも十分に未勝利勝ち負けの水準で走れています。
3走前は福島ダート1700ｍで3F通過36.0秒で逃げており、1400ｍでもテンの速度は劣りません。
近3走は全て終いに甘くなっているので、短縮効果でもう一粘りが利くはずです。

▲9.ジェイエルジェティ
前走は時計の掛かっていた2月の東京ダート。
あまりに時計が掛かっていたので、ペース感覚も上手く掴めませんが、3F通過35.6秒も少し速かったか。終い13.4秒と掛かっており、本馬はもう少し掛かったはず。この前走はレベルはそれなりにあったようで、次走で好走している馬が多数。
前々走は一旦、完全に抜け出しましたが、最後に0.1秒交わされました。
こちらはL2が12.4-12.8だったので、前走は少しパフォーマンスを落としたところもあるかもしれません。
休み明けでも乗り込み量豊富で、10本の追い切りを消化。
今の時計の出る東京ならもう少し粘りも増すはずです。

他。
13.オーネットレオ：前走は3F通過36.1秒で、L2が12.6-12.9。ポッドグラスの前走よりレベルが低く、果たして人気になるのでしょうか……。
15.シーニックビュー：前走は3F通過34.8秒で、L2が12.7-13.1。ややペースが速かったとはいえ、減速しすぎたという印象。ただ、もう少し絞れる体付きという話なので、絞れれば通用しても。
16.ゴンザーゴ：前走は出遅れに、向正面で外から寄られる不利。キックバックも嫌がっていたそうで、度外視でも。前々走はペースが速かったにしても、L2が13.0-13.6とかなり減速しました。直線の向かい風が強かった日なので言い訳は利きますが、このラップのレースで4着だった馬を距離延長では買いにくくて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。