◎シンエンペラー
[適性]B↑↑
[能力]B
[レース内容]B
…良血馬シンエンペラーが適性高い条件で本領発揮する。
【近3走の評価】
・皐月賞(5着)…不向きな超高速決着、直線モタれ 評価 B
・弥生賞(2着)…直線ややモタれ 評価 B
・ホープフルS(2着)…直線で抜け出すも外に膨れる 評価 B↑↑
[前走] 皐月賞 5着 評価 B
4角の手応えは勝ち馬より上だったが、直線で内にモタれて伸びあぐねる。
1.57.1のレコード決着。
(コテコテの重厚血統ではないが)凱旋門賞馬の全弟という血統で、これだけの高速決着では厳しかった。
また、1週前の時点で陣営は「いい頃と比べるとやや物足りない」とコメントしていた。
適性不向き、良化途上の状態で、0.4差なら悪くない。
↓皐月賞 14番(橙帽)
<netkeibaTVより引用>
[2走前] 弥生賞 2着 評価 B
直線前半はモタれ気味、その後はジリジリとした伸びだった。
「まだ絶好調とは言えない」という話で、先を見据えた仕上げだった。
[3走前] ホープフルS 2着 評価 B↑↑
直線で一旦は抜け出したが、右ステッキを入れた途端、外に膨れて速力が落ちる。
レガレイラと併せる形でもう一度ギアを上げて抵抗したが、同馬の勢いが優っていた。
↓ホープフルS 6番(赤帽)
<netkeibaTVより引用>
………………………………
■条件好転 &デキUP
………………………………
東京コースは6週目に突入。
依然として時計は速いが、皐月賞時の中山ほど高速ではない。
超高速馬場の1800m→やや高速馬場の2400mへの条件替わりは、
スタミナ寄りの本馬にとって確実にプラス材料だ。
また、あまり器用さのない重戦車タイプで、広い東京コースは合っている。
■デキアップ
皐月賞のレース前、
「悪くはないが、まだこちらが考えているほどのところまでは、上がりきれていない印象」と、
会見に臨んだ矢作調教師の歯切れは悪かった。
一転、今回は「追い切りの動きがよく、(調教後の)息の入りも全然違う」と、師の表情は自信に満ちていた。
1週前追い切りではCWで79.8秒の自己ベストをマークしており、
前走と比較して、デキは一段階上がっているとみていいだろう。
全兄に凱旋門賞馬ソットサス、半姉にG1 7勝のシスターチャーリーがいる超良血。
垢抜けした馬体をみても素質は高い。
デキアップ&条件替わりで、皐月賞でつけられた0.4秒の差を埋めて、逆転まで可能とみる。
[馬券師指数:18(及第点)]
【自信度 B】
○ジャスティンミラノ
…皐月賞(1着)は、1.57.1のレコード勝ち。
これまでの皐月賞レコードを0.7秒上回る驚きの時計で過去の記録を塗り替えた。
この1.57.1は、同日の2勝クラス・野崎特別より1.1秒速かった。
野崎特別の勝ち馬エンパイアウエストは、次走3勝クラスを制して連勝しており、力のある馬。
高速馬場だったことを考慮しても、時計の価値は間違いなく高かった。
4角での手応えは渋かったが、スローしか経験のなかった馬が、
速いペースを好位から運んで好時計で押し切ったのだから強いの一言。
↓皐月賞 13番(橙帽)
<netkeibaTVより引用>
共同通信杯(1着)では、出遅れ→押して先行するロスがありながら、上がり32.6秒をマーク。
のちにNHKマイルCを制するジャンタルマンタルを抑えて完勝した。
瞬発力、持久力どちらも高い次元にある馬で、
東京コースの切れ味勝負でも高いパフォーマンスが期待できる。
ここも好勝負。
▲レガレイラ
…皐月賞(6着)は、後方から運んでイマイチ弾けず。
父は重馬場のJCを勝ったスワーヴリチャード、
母父はキングジョージを勝ったハービンジャーという血統で、1.57.1の時計は速すぎた。
優勝したホープフルSが凄い加速だったし、能力は太鼓判。
なんと言ってもルメール騎手がシックスペンスではなく、
こちらを選択した点は見逃せない。
↓ホープフルS 13番(橙帽)
<netkeibaTVより引用>
△△シックスペンス
…スプリングS(1着)は、3番手から運び、
ノーステッキのまま楽々と3馬身突き抜ける完勝。
先行しながら上がり最速33.3秒をマークする強い勝ち方だった。
↓スプリングS 4番(青帽)
<netkeibaTVより引用>
前走で手綱をとったルメール騎手が騎乗しない点は割引きだが、
それでも能力の高さは間違いない。
△ジューンテイク
…京都新聞杯(1着)は、好位から運び、
直線ではインの狭いところから上がり1位の脚でスパッと抜け出してきた。
前走同様、内枠を引いたので同じようなレースをされると怖い。
△コスモキュランダ
…皐月賞(2着)は、中団からよく伸びてジャスティンミラノとクビ差。
弥生賞勝ちは途中で動いたデムーロ騎手の騎乗がハマったむきもあったが、
皐月賞は外を回ってこの時計で走ったのだからフロックの好走ではない。
急激に力をつけているとみるべきだろう。
母は豪G1の勝ち馬。
血統の裏付けのある馬で、ダービーでも侮れない存在。
△エコロヴァルツ
…圧勝したコスモス賞は掛かって途中からハナを切る形。
今回はメイショウタバル回避で、この馬がハナを切る可能性がある。
押ビザンチンドリーム
…皐月賞(13着)は、スタートで大きく出遅れるロスがあり、
直線入り口では外の馬が膨れ、そのアオリを受ける不利。
度外視できる一戦だった。
きさらぎ賞(1着)は、スローで上がりの速い中、後方から外をブン回して凄い脚。
この末脚は直線の長いコースでこそいきるはずで、東京コース替わりのここは要警戒。
押アーバンシック
…レガレイラとほぼ同じ血統(3/4同血)。
皐月賞(4着)は、不向きな超高速決着の中、シンエンペラー、レガレイラに先着した点は評価できる。
追い切りの動きは抜群。
押ダノンエアズロック
…プリンシパルS(1着)は、外枠で序盤に外を回るロスがあったが、しっかりと脚を使い、
最後は抑える余裕。
「乗り込み不足で息は7〜8分程度」とのことで、仕上がり途上の状態ながら強い勝ち方だった。
先行して速い上がりが使えるので、スローが理想。
【日本ダービーの印】
◎ 13シンエンペラー
○ 15ジャスティンミラノ
▲ 2レガレイラ
△△ 12シックスペンス
△ 3ジューンテイク
△ 6コスモキュランダ
△ 18エコロヴァルツ
押 4ビザンチンドリーム
押 8アーバンシック
押 9ダノンエアズロック