◎9.トルズイーガー
トルズイーガーは新馬戦のL4が49.7秒、L2が12.1-12.1のパライバトルマリン戦で0.9秒差着。スタートでは出負けしてリカバー。5馬身離されたとはいえ、トルズイーガーが止まったというよりもパライバトルマリンが伸びすぎただけ。トルズイーガーも好ラップで走っているはずです。
続く未勝利戦はスタートが改善してスローペースを先行。手応えがかなり楽で、残り250ｍ付近から追い出して押し切りました。L2は12.0-12.5の余力ラップ。上がりの出やすい馬場、東京ダート1600ｍでの数字なのであまり当てにはできませんが、勝ちきったことを評価します。
3戦目はペースが速すぎて後方まで下がりました。自分の競馬ができませんでしたが、直線入口は伸びてきそうな感触はありました。このサンライズジーク戦は超好時計で、重馬場とはいえ勝ち時計は1.35.5。トルズイーガーも1.36.8で走っており、1勝クラスで通用する力は示しています。
前々走は長期休養明けでプラス14キロが響いたものでしょう。
前走は少し長いと思われるダート1700ｍ。残り250ｍ辺りで伸びを欠いたのは距離が原因でしょう。馬体は絞れて良化した姿は見せてくれました。
その後は取消ましたが、陣営は「競走除外になった影響はなく、好仕上がり。距離短縮はいいし、広い東京に替わってのびのび走れるようなら」と前向きです。
1勝クラス通用の器だと考えている馬。
強い馬も揃ってはいますが、前有利の展開になりそうで、ここは距離短縮でパフォーマンスアップに期待します。

○13.リプレゼント
リプレゼントは中央再転入の前走が好内容。
好発を切り、直線では一旦はショウナンアビアスに差されましたが、しぶとく差し返して2着。マイナス21キロでも好仕上がりだったそうで、ショウナンアビアスよりも内容は上でしょう。
L2も12.1-12.4とまずまず優秀。
スローペースだったとはいえ、ショウナンアビアスと展開の差もない競馬で0.2秒差を付けました。こちらの方が上でしょう。1回使ったことで更に期待できます。

▲14.ショウナンアビアス
とはいえ、逆転不可能かと言われれば、そうではないと考えます。
今回はこちらがリプレゼントの外枠。マークして運べる強みもあるでしょう。
前走は3F通過35.0秒で、東京ダート1300ｍとしてはハイペース。末脚のキレるケンキョに差されたのも無理もないところです。
外枠先行馬有利でしょうから、ここも堅実に走れるでしょう。

△5.シャーンゴッセ
シャーンゴッセの前走は去勢明け。
逃げたくなかったそうですが、「うまく壁を作ることができませんでした」とのことです。
前走はまだ去勢して4ヶ月程しか経過していなかったので、上積みもありそうです。また、陣営は「去勢明けの前走を叩いて、調子は上向いてきました」と前向き。ルメール騎手を配してきたからには下手な仕上げでは乗せてこないでしょう。

他。
8.ダノンアーリー：出遅れ癖があり、後方一手。今回は届かない番だろうと考えました。
11.セキテイオー：まず、福島ダート1150ｍで好走してきた馬なので、力が足りるかどうか。前走は出遅れ。相手も弱くて……。近走は控える競馬で結果を出していますが、今回、後ろからでは届かないと見ていて。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。