◎6.サンダーアリュール
牝馬限定戦で小粒なメンバー構成。
土曜の東京ダートは先行有利が強く出ていました。強風が南西から吹いたことで、直線向かい風になったことも影響していますが、元々、乾いた東京ダートは先行馬が有利です。
ここは逃げ馬のサンダーアリュールがそのまま押し切れそうなメンバー構成です。前走はやや出負け。二の脚が速く、押して外の3番手を確保。3F通過が37.3秒と遅くなりましたが、逃げられるくらいの勢いはあったので、1400ｍに短縮しても逃げ、もしくは先行はできるでしょう。砂を被っていない馬なので、しっかり行けるかは重要です。
その前走はL2が12.4-12.2の加速＆余力ラップに。上位馬が強かったという他なく、2.0秒差の5着でも特に気にすることはありません。鞍上も「最後の止まり方を見ると、この距離は少し長そうです」と述べていました。
逃げた前々走もL2が12.6-12.4の加速ラップに。ここも相手が悪かっただけですが、止まり方からしてやはり距離は長い。
牡馬混合戦でも健闘していた馬。
前走は牝馬限定戦とはいえハイレベルになったので、レベル急降下のここで改めて期待します。

○4.ハナチルサト
前走が牝馬限定戦だからなのか、軽んじられているという印象ですが、前走はかなりレベルが高かった一戦です。
稍重だったとはいえ、未勝利戦でL2の11.3-11.6は簡単に出る数字ではありません。2.4秒差負けですが、3着とは0.5秒差です。
好発を決めると押して先行しましたが、外枠で外目を回されたことで、少し位置を下げてしまったように思います。勝ち馬が11.3秒のL2区間で大きく差を広げてレースを決めると最後はほぼ持ったまま。L1区間では離されていた訳ではなかったので、本馬も止まった訳ではないでしょう。
前々走は重馬場でしたが、36.8秒と速い脚を使って5着。未勝利で上がり36秒台を出せるだけで優秀です。
日曜は南風が強いので、馬格がないことが不安ですが、牝馬限定戦なのでそんなに大きな馬はいません。
人気面を考慮して相手とします。

他。
5.ハクサンマロン：前走は出負け気味も押してハナへ。2番手で落ち着きました。見せ場十分だったとはいえ、時計平凡で、L2も12.6-12.7と掛かったレース。本馬は終い13秒以上掛かっている計算になります。3F通過36.2秒のスローでこれでは息切れしてしまいそう。
7.ミスファントム：前走レベルはハクサンマロン・モスオーキッドより高いですが、スタートが遅い。前走はやや出負け。前々走は出遅れました。3走前は先行できていますが、新潟ダート1200ｍなのに3F通過35.2秒と遅かったから先行できたのだと思います。ただ、他の消した人気馬よりは良さそう。
9.モスオーキッド：前走は出遅れ。3F通過36.2秒と遅かったので、馬群が凝縮して前とそう差のない位置で運べました。直線伸びてきましたが、残り200ｍを過ぎてから甘くなっています。前々走は出遅れて36.9秒と速めの上がりを使えていますが、あくまで最後方からの競馬で。位置を取れた方が良いので。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。