◎12.ウォータールグラン
京都芝1200ｍは上り坂を通過するため、ペースが緩みやすく、内枠先行馬が圧倒的有利。
ウォータールグランは徹底逃げ馬なので12番枠からでもハナを奪えます。
前走の1400ｍは1F長かった。1000ｍ通過56.7秒と1400ｍとしては完全なオーバーペースで残せる訳がありませんでした。
前々走も3F通過33.8秒で、800ｍ通過は44.8秒という超ハイペースでしたが、0.1秒差に残したのはやはり力があります。
今の高速馬場の京都芝ならそう簡単に止まらないはずです。

○5.ルーフ
ルーフの前走は勝ち時計が1.07.7。
2勝クラスとしては超が付くほどの好時計です。
この時計で走れるなら、今の高速馬場の京都にも対応可能でしょう。
先行力も高い。
長期休養明けの3走前から馬体が絞れてきてドンドンと良くなってきている印象です。
ここも勝ち負けできるはず。

▲4.ミルトクレイモー
前走はウォータールグランの超ハイペース逃げでしたが、本馬は10番枠でコーナー部では少し外を回されすぎたという印象。ウォータールグランとは0.1秒差のところまで差してきており、力は示しました。
前々走はスタートで寄られてバランスを崩したという話ですが、それよりも外目を回されたことが響いたように思います。1月の超高速馬場の中山では内をロスなく回る必要性がありました。
3走前は差し決着の中、先行して3着に残したのは強い内容でした。
4走前には京都芝1200ｍでグランテストを完封。この時のグランテストは出遅れましたが、1番枠。今回は16番枠と圧倒的に不利な枠に入りました。グランテストが沈んでくれそうなので、自然と浮上してくるでしょう。

他。
16.グランテスト：この条件で16番枠の人気馬を買う道理はありません。並び的にもインに潜り込むことは難しそうです。
17.アルーリングビュー：こちらも外すぎます。力はありますが……。いくらモレイラ騎手でもこのバイアス不利をはねのけるには、前が止まってくれるなどの展開の助けが必要です。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。