競馬へのアプローチの仕方は十人十色。
血統、ラップ、展開、トラックバイアス、馬の名前やサイン馬券までそれぞれのスタイルがあることでしょう。その予想をしている時間こそが至福のひと時であり、楽しいと思える人が多いのではないでしょうか。
けれども馬券は楽しみだけで済む話ではありません。当たり前ですが、的中させ投じた資金を回収してこそ意味があるのです。
どのような方法でもある程度の数字を残すことはできるでしょう。馬券を買い続けるとどのような方法でも回収率は75%近辺に収束します。
いわゆる控除率の壁が存在するのですが、儲けようと思った場合、券種と買い方が最も大切になります。
現在JRAで最も売り上げがある券種が三連単ですが、18頭立ての3連単の組み合わせは4896通りで、的中するのはたったの1点。確率にしては0.02%。同じく18頭立てのワイドの組み合わせは153通りで、的中するのは3通り、的中確率は1.96%。単純に組み合わせを見ただけででも100倍近い差があります。しかも券種によって控除率が異なります。3連単が27.5%、ワイドが22.5%。
ワイドは100倍あたりやすいのに5%も優遇されています。
そこで、オレンジでは3着以内に来る軸馬を決め、そこから配当の膨らむ期待値の高い馬にワイドで流すことを最善と考えます。
また競馬の基本は走破タイムです。
軸馬にはそのレースで最も速いタイムランクの馬を選定します。時計通りに決まる確率は皆さんが思っているよりも高く、かつその馬が1番人気でないことも非常に多いもの。私はその馬を と呼んでいます。競馬を始めた時から競馬新聞に一番速いタイムランクの馬にオレンジの印をつけていたからです。
ここで改めて簡単に自己紹介させていただきます。
若い頃は、何の目標も持たないサラリーマン。競馬をしても勝ったり負けたり、負けたり、負けたり……。そのようなハズレ馬券の山を築いていた頃、転機は、大井競馬で、南関東公認の場立ち ザ・トップ(ウマい馬券でもお馴染み)の藤田先生との出会いでした。勝負にかける情熱や語りのうまさに魅了され、1週間後にはサラリーマンを辞めて自営業者となり、時間を作っては南関東に出かけ、先生に競馬のイロハ(馬装具、蹄鉄、時計の換算方法等々)を教わり、以来20年以上全レースを打ち続ける日々でした。
もともと穴党だったので100万以上的中したのは数知れず、WIN5でも3000万超えを1回的中しました。しかし奢れるもの久しからずで、国税の税務調査も1回です(泣)。
競馬に勝つために必要なものは折れない心と尽きない資金。
連敗が続くとメンタルがやられ、資金が無くなったら負けが確定します。
そのために守りながら勝つ、それがワイドです。
ワイドの利用率はまだ10%にも満たないですが、『人の行く裏に道あり花の山』です。
そして、最後に競馬の鉄則を一つ。
勝ったら逃げる。一目散に逃げる。これです。そして明日も競馬はやってきます。 Good Luck!
ご利用いただきますと、この予想家が次回の予想を入稿後すぐに予想をご覧いただけます。
12月1日(日) 中京11R ダ1800m