◎7.フォーチュンコード
京都芝2200ｍはスローになりやすく、上がり性能の高さが求められるコース。スタミナは不要になりやすく、単純に上がりの速さを重視。
ここは速い上がりを使えるタイプがかなり少ないメンバー構成。京都は雨が降る予報ですが、14時25分ならまだそう降っていないはずです。
土曜時点で超高速馬場の水準だったので、多少の雨では馬場に影響は出ないはずです。
フォーチュンコードは決め手が抜けています。
ここ2走は出遅れも響いたかと思いますが、それ以上に道悪になったのが致命的だと考えています。特に前走は超スローの前残り戦で、後方からでは厳しかった。
3走前も出遅れ。1000ｍ通過60.0秒なら後方からでも問題なかったように思いますが、やたらと後半が速くなりました。L5は57.8秒で、L2も11.0-11.5。2着アンリーロードが32.8秒の上がりを使っても届かなかったレースで、結果的に出遅れが致命的になりました。
4走前のローズSは1000ｍ通過が57.3秒という異常なハイペースに。最内枠からスタートを決めて中団から。上がり33.7秒と速い上がりを使っていますが、上位が33秒台前半を使っており、相手が強すぎました。
33秒台の上がりを使えるならそれだけで優位に立ててしまうメンバー構成。陣営は「日曜は雨の予報がありますが、ここ２走よりはいい馬場で走れそうなので」と馬場を歓迎しています。
この良馬場・超高速馬場替わりは完全に狙い目で、決め手ある馬がいない以上はアタマを拾える可能性が高い。

他。
1.ラスハンメル：昨年の若葉SがL2が11.1-11.6の余力ラップ戦で、逃げてハナ差負け。先行力も高く、このメンバーの中では評価できる馬。次点評価。
2.カフジアスール：6歳でトップスピードの衰えはあるはず。前走が長期休養明けで、ここが叩き2戦目。前走はハイペースで差して4着ですが、1.2着には5馬身離されていて。近走、上がり上位の脚をほぼ使えておらず、減量なしの柴田裕一郎騎手も不安要素で。
5.コパノサントス：3走前は差しの決まりやすい阪神芝2600ｍ。ハイペースの中、後方だんまりの競馬で上がり最速をマークしましたが、34.7秒。ここ2戦は重馬場での勝利。過去最速上がりが新馬戦の34.1秒では狙いにくい。
9.メイショウゲキリン：ダートを使っていた馬で、速い上がりは全く使えません。鈍足タイプが多いキズナ産駒の牡馬。先行力生かしてどこまで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。