◎11.ダイゴリュウジン
ラップを評価しているのは、ダイゴリュウジンの3走前。
L4は51.1秒に留まりましたが、L2は12.7-12.2の加速＆余力ラップで、0.1秒差2着でした。中山の急坂部分で12.2秒はそう簡単に出せないので価値は高いと言えます。インを突いたラオラシオンに0.1秒差された形ですが、このラオラシオンは1勝クラスを大楽勝、伏竜Sでも4着した実力馬だから価値の高さが際立ちます。
その次走はパフォーマンスが一息。楽に逃げてはいましたが、勝ち馬に早めに並びかけられたのが良くなかったのかもしれません。時計も大きく落としています。
休んだ前走はマイナス20キロ。
最内枠から主張して逃げましたが、追いかけてくる馬も多く、1000ｍ通過が61.3秒とタフな馬場としては少し速くなりすぎました。
今回は中1週で馬体がどうなのかが気になりますが、大きく減らした上にハイペースで逃げて4着ならどうであれ実力は上位。
今回は逃げにこだわらないという話ですが、外枠なので揉まれることなく運べるでしょう。

○4.プルメリアクヒオ
前走は一回使ったことで一変しました。
中山ダート1800ｍでL4を50.1秒でまとめたのは非常に優秀です。1000ｍ通過65.1秒のスローだったからといって、力がなければ出せません。
このラップを出した馬がそこまで人気にならないなら俄然、買いです。
問題は逃げられなかった時にどれだけパフォーマンスを落とすか未知数なところ。既走馬相手の初戦は終始、外を回されるロスが響いての失速で、あまり気にする必要はないかと思いますが、砂被りが問題ないかが気になるところ。
ホッコータルマエ産駒には砂被りNGの馬が多いと聞いたことがあるのも気がかり。ただ、今回はダイゴリュウジン陣営がハナにこだわらないという話なので、逃げられる可能性も視野に入れて良いでしょう。
すんなりなら逃げ切る可能性もかなり高いと考えています。

他。
2.グランドセントラル：今の福島ダートは含水率が低くてタフなので、距離延長馬は買いにくい。
5.アドマイヤポーシュ：初ダート。モーリス✕ディープインパクトという血統。先行力あるのは魅力ですが、464キロと馬格がある訳ではなくて。
9.ロードインフェルノ：前走はペースが流れたとはいえ、L4は52.8秒と掛かったレースで0.3秒差。もっと楽なペースだった前々走もL4は52.5秒で0.2秒差。1800ｍでのパフォーマンスは低い馬です。2戦目の4着が最も高いパフォーマンスで、当時は重馬場の東京ダート1600ｍ。今のタフな福島ダート1700ｍで買いたいかはかなり微妙です。
13.フォレストゲート：前走は重馬場ダート。L4の49.6秒は非常に優秀ですが、これは7馬身差圧勝の勝ち馬が引き上げた数字。勝ち馬に次ぐ上がりをマークしている本馬もそう悪い数字ではないはずです。評価はしますが、タフなダートに替わる点と、先行力で劣る点がどうか。差し有利になれば。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。