土曜の中山芝は道悪でも時計は出ていました。
日曜は乾くことでインが使えるようになるはず。
より高速化することで、逃げ馬はいても内枠先行有利になると予想しています。

◎3.レッドロスタム
前走は稍重でインの悪い馬場。ラップとしても中緩みが大きく、外枠の差し馬が恵まれたと見ています。
本馬は控える競馬に。外目に出せたのは良かったのですが、4角ではもう切れ味抜群のダイシンヤマトがすぐ後ろにいました。L2が11.8-11.6の加速ラップで、ダイシンヤマトは上のクラスでも通用している馬。
2着を確保できただけでも評価できます。
前々走はとても1勝クラスとは思えない好メンバー。桜花賞3着のペリファーニアが勝ちましたが、厳しいラップを刻みながら0.4秒差の4着なら十分に高く評価。時計も1.33.2と優秀です。
元々、新馬戦では完璧な余力ラップを刻んで勝利した馬。
伸び悩んでいるのは驚きの方が大きいのですが、結果的に逃げか先行策がベストなのでしょう。
きちんと出していく競馬をするようになった今、ここ2戦よりメンバー弱化で崩れてはいられません。

○1.セリオーソ
ここ2戦は出負け。
前走はレッドロスタムのところで述べた、外差し有利な馬場・ラップでしたが、本馬はインを突く不利な競馬でした。よく伸びて一旦は3番手まで浮上しましたが、外の馬場が良くて交わされる形の5着に。レッドロスタムと0.3秒差なら悪くありません。
前々走もまた出負け。
ここはスローペースでL2が11.1-11.5の余力ラップになり、差せない展開になりました。
3走前はかなりの好メンバーが揃った一戦ですが、内枠からスタートを決めて惜しい3着でした。ここに出走のアンタノバラード、ダノンティアラ、サクラオーラ、マジカルワードらにはしっかり先着。この時、単勝12番人気での激走でしたが、元々は新馬戦でL2が11.9-11.8の加速ラップを差し切り勝ち。ハイレベルだった昨年のスイートピーSでは控える形で33.8秒の上がりはマークしていました。
3走前は決してフロックではありません。
スタートさえ極めればチャンスは十分です。

他。
4.アンタノバラード：1600ｍでは少しパフォーマンスを落とします。5走前はセリオーソに先着されていて。
11.マイネルラッシュ：力確かで、すでに1勝クラスを勝っている馬。前走は2勝クラスに格上挑戦。上位3頭がかなり力ある馬で、これらには離されたものの4着確保は立派。ただ、1400ｍでした。前々走はまさか飛ぶとは思いませんでした。4走前はもう少し頑張れても良かったレースですが……。高いパフォーマンスを出せれば普通に有り得そうですが、外枠の差し馬という点を嫌います。
12.クイーンオブソウル：前走は1400ｍという点に期待しての本命。相手が弱くなる点も加味しました。中山芝1600ｍでは前々走、不利なく乗れてセリオーソに先着されています。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。