メンバーレベルの低い一戦。
能力よりも着順が人気に反映されている印象です。
ここは力関係を見抜いて。

◎10.アルピニスト
短距離を使っていたアルピニストは、前走で1700ｍに距離延長。
3F通過35.5秒とペースが速くて後ろからになりました。残り800ｍ付近から進出を開始。インをロスなく上がっていけたとはいえ、直線はインを突いて伸びてきました。上がりは38.3秒で、L4は50秒台半ば辺りでまとめているはず。重馬場だったとはいえ、これだけ走れるならこのメンバー内では実力上位。
阪神ダート1800ｍの外枠ならもう少し位置を取れるはずなので、あとは100ｍ延びるのを苦にしなければ。

○8.ナムラリーナ
ここ2戦はスローペースの逃げ。
未勝利戦は先行力ある馬も少なくなってきており、ここも逃げ経験があるのは本馬のみ。今回もスローの逃げを打てるでしょう。
ここ2戦とも、L4を52秒前後でまとめているので、他が差して来られない分、残れるのではないでしょうか。
先行力を評価します。

▲2.ダイシンインディー
前走は1000ｍ通過こそ62.6秒でしたが、その後も緩みがなくて厳しい流れになりました。直線では馬券内がありそうでしたが、結果的に上位馬全てがバテて前と脚色が同じに。今回はもっと緩むはずなので参考外にしても。
前々走では、ずっと出遅れていたスタートを決めて先行。
このレースはL4が51.0秒。まずまずレベルが高いと言える水準で、4着馬が次走勝ち上がっています。上位馬に離されたとはいえ、1.0秒差の5着ならこのメンバー内上位。
3走前は出遅れてマクる競馬。3F通過が35.7秒と速かったのでジッとしていても良かったように思います。
今回、不利な内枠を引きましたが、ナムラリーナの後ろ辺りを確保できれば逆転できる馬です。

△12.ルヴォンサンライズ
初戦だった前走は出遅れ。
道中も最後方から競馬を運びましたが、最後はそれなりに脚は使いました。
ナムラリーナの上がりが38.6秒で、本馬は38.7秒。
二の脚自体はまずまず速いように映ったので、2戦目になる今回、スタートを決めて先行できればチャンスがあると見ます。

他。
7.ヒロインズクレスト：前走はL4が54.4秒も掛かった凡戦。1700ｍではまずまず強い馬ですが、1800ｍになった途端にパフォーマンスを落としています。1700ｍで狙いたい馬。
11.ベレニーチェ：前走はずっと13秒台を刻み続けるレースで、L4は52.4秒。一旦先頭に立ちましたが、差し馬2騎に差されて3着。先行して流れ込んだだけという印象です。前々走はL4が50.3秒でまずまずレベルが高かった一戦ですが、ここで大敗。3走前は一応、L2が12.7-12.6の加速ラップ戦で0.3秒差3着ですが、1000ｍ通過が65.2秒は遅すぎました。着順で人気になっているタイプだと見て消します。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。