◎6.ワオン
前走で対抗を打ったワオン。
前走時のコメントを引用します。

新馬戦は出遅れ。1000ｍ通過63.4秒の超スローで、馬群に取り付くのは楽でした。直線では10.7秒のL2区間で前に離されましたが、11.1秒のL1区間ではむしろ着差を縮めていました。しぶとく脚を使える印象です。
勝ったのはシンザン記念を勝利したノーブルロジャーで、その33.3秒の上がりと0.5秒差の33.8秒をマークできたなら未勝利では実力がある方です。
距離を延ばした前走は、4角を良い手応えで回ってきて、さあこれから！という時に前が詰まって全く追えず。
伸びてきそうな雰囲気はあったので、まともなら上位だったと思われます。
スタートが改善したのは好材料で、ここもスタートを決めて内の好位で運べればベスト。

以上。
その前走はスタートこそほぼ五分で出たものの、好発を切った内の馬が外にヨレてきて位置を下げるという不運。直線でも進路がなく、鞍上が追い出せたのは残り200ｍ近くになってから。
全く力を出せていません。
今回は新馬戦で手綱を取った津村騎手に手戻り。
当時の分だけ走れれば。

○8.レッドアトレーヴ
新馬戦はやや急仕上げだったという話で、レース内容としてもインからジワジワと伸びて4着に流れ込んだだけのように映りました。
2戦目で一変。
インで我慢できたのは展開として最高ではありましたが、L2が11.1-11.4の余力ラップ戦で0.2秒差なら好内容。余力ラップ戦での僅差経験がある馬は、他に2.シアブリスのみのメンバー構成。
素直に能力最上位として評価します。

▲2.シアブリス
土曜の中山芝は傾向が読みにくいところがあります。
先週は前が残ったり差しが届いたりと完全なカオスと化していましたが、今週も向かい風が強く、内が荒れてはいるものの、クッション値が上がったことで案外、内が使えそうでもあり……。
1頭に流すだけでは不安が大きいところ。
シアブリスは2戦目のL1が11.3秒の余力ラップで、0.2秒差の2着。すでに1勝クラスを突破したスピリットガイドに届かずの2着でしたが、このレースはメンバーレベルが高く、4.5.6着が勝ち上がっており、3着馬アウェイキングも次走2着して土曜中京3Rでも人気になっています。
前走はスローで内の先行馬が恵まれたレース。本馬は外枠で先行できず、道中は外目。最終コーナーも大外を回す競馬になりました。直線では4着馬に寄られる不利があり、そこから差してはきました。
距離が敗因の負け方ではないので、1F延長でも。

他。
3.タッチアンドムーブ：未勝利でデビュー。初戦からレースの流れに乗り、最後は差してきて2着に頑張りましたが、ハイペースで展開自体は向いています。追い切りはそれなりに動いていますが、坂路で終い13秒を楽に切れる馬ではなく、高い素質馬という訳ではなさそう。良馬場に戻ることもあり、嫌うならこれ。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。