今開催の阪神ダートは道悪でも時計が掛かっており、良馬場に乾いた土曜はタフになって差しが届くと予想していました。ですが、直線の向かい風が強くなり、後ろから差しにくくなってしまいました。
日曜も向かい風ですが、風速自体は弱まるので、もう少し差しが届きやすくなるでしょう。
ここは速いペースで逃げるタイプの1.フィルムアクトレスが不利な最内枠。ハイペースでもしぶとく粘れる馬ですが、ダートスタートが初になります。躓いたりするとその時点で終わる危険性が大。最内枠から出していくにしても、外から抵抗される危険性も高く、そう簡単には行かないはず。
4.サンガネーブは道悪の方が良いタイプ。スタートも不安定で、不利な内枠。良馬場ではそこまで強くはないのでは。

◎12.バトゥーキ
バトゥーキは前走の上がり34.9秒が破格。
重馬場で3F通過35.0秒なら前も残れる流れで、実際に前有利になりました。
とても届かないだろうという位置から差してきたのは驚き。前も止まっていません。
勝ったタイキエクセロンは土曜に2勝クラスで惜しい2着。2着ジューンアースは1000ｍで大楽勝しました。
前々走は3F通過34.2秒のハイペース。終い13.5秒と逃げたサイレンスゴールドが止まったところで強烈な脚を使って猛追しました。
ここ2走の内容から力を付けてきているはずで、馬場も問わないタイプ。
タフな馬場で差し届くはずです。

○15.フェリ
フェリは脚質転換が大成功。
前走は行く馬が少なくて前残りが濃厚なレースで、実際に前残りになりました。
最後方から35.7秒で差してきた脚は強烈。前も止まっていなかったので、非常に際立つ末脚でした。
こちらもタフな馬場で堅実に差してくるはずです。
外枠から前走よりも早めに上がっていければ。
さすがに前走よりもペースは流れるはずで、展開面も好転するでしょう。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。