◎2.セリオーソ
圧倒的人気のダイシンヤマトはスタートが上手くありません。今回は特に内枠勢に速い馬がズラッと並びました。
内主導の縦長馬群になり、飛ぶ危険性も十分にあると考えて穴目を狙います。
本命のセリオーソは前々走が好内容。
今回と同じ内枠から先行。やや速めのペースで差しの届く展開になりましたが、しぶとく3着に残しました。
このレースはメンバーレベルが高く、勝ったコントラポストは3勝クラス在籍、2着トラマンダーレは勝ち切れないものの、1勝クラスでずっと好走している馬。4着アサクサヴィーナスは次走、1.33.0という好時計で走破しており、5着レッドバレンティアは1勝クラスを突破しています。
前走は出遅れたのが致命的でしたが、終いまで伸び続ける好内容でした。
ディープブリランテ✕シンボリクリスエスという血統面から時計はやや掛かってくれた方が良いでしょう。雨の影響が多少なりとも残る馬場はプラス。
とにかくスタートだけですが、多少の出遅れなら内枠からリカバリーできるでしょう。
スタートの上手な戸崎騎手が乗ってくれるのも魅力的です。

○7.レッドロスタム
レッドロスタムは新馬戦をほぼ完璧な余力ラップで逃げ切った馬。
それだけにどうして勝てないのかと不思議でしたが、3走前から逃げの手に出て好走するようになりました。
現状、マイルで逃げるのがベストなのでしょう。
3走前はハイペースになって捕まり、前々走はスローペースで切れ負け、前走は2番手からとチグハグですが、中山なら決め手不足を補えます。
テンは1番速いはずなので、ここも逃げてどこまで粘れるか、でしょう。

▲5.ウインルピナス
ウインルピナスは北海道で化けたという印象で、前々走は2.00.1という好時計での2着。
1000ｍ通過が60.4秒と速く、前に付けた2頭は完全に止まった中、3番手から早めに抜け出しました。アドマイヤサジーに交わされはしたものの、3着には3馬身差を付ける強い内容。また、アドマイヤサジーは1勝クラスも突破しています。
前走はマイペースの逃げに持ち込んで完勝。逃げて上がり最速でした。
ゴールドシップ✕イクスキューズという血統で、ウインキートスの全妹に当たります。
この母系は総じて晩成傾向が強いので、本馬も年を重ねて力を付けてきたのでしょう。
休みを挟んだことでさらなる成長に期待したくなります。
こちらも先行力確かで、マイルに短縮ならそう簡単に止まらないはずです。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。