◎10.ウインアチーヴ
格上挑戦ですが、元々、1勝クラスはもっと速く勝ち上がると考えていたので、人気が落ちるなら望むところです。陣営も「2勝クラスでも能力差はなく、立ち回りひとつでやれていい馬です」と強気のコメント。
3戦目でブリンカーを着用して一変した馬で、2戦連続の余力ラップ戦で2.1着と好走。
休みを挟んでの昇級戦は、1勝クラスとは思えない好メンバーが揃った一戦。出遅れて終戦でしたが、上がり2位の33.8秒はマークしました。
3走前もまた、1勝クラスとは思えない好メンバーが揃いました。ペリファーニアが2着に破れたレースですが、勝ち時計は1.32.5。時計が速すぎました。内枠から出も良くなかった中、1.33.5なら水準の時計では走破しています。
前々走は直線で内にモタれて、進路を切り替えるロスがありました。終いまで伸びてはいたので、2000ｍだったことを考えれば及第点。
前走はようやく好発を決めましたが、淀みないラップの中、外々を回されるロスが響きました。ここも33.5秒の上がりをマークしてはいるのですが……。
今回、狙いたいのは先行馬が少ないから。
陣営が「立ち回りひとつ」と述べている以上、今回こそはきちんと出してくれるでしょう。外枠なので多少出が悪くてもリカバリーできます。
決め手で上位に劣るようなことはないので、スローペースを先行できれば。

○5.オクタヴィアヌス
前走は出遅れましたが、中団までリカバーできました。
流れに乗って、終いは上がり最速でクビ差まで追い詰める好内容。勝ったダニーデンは1勝クラスを1.57.2という超好時計で勝った馬なので、負けたのは仕方ありません。
前々走は1000ｍ通過59.0秒のハイペースを先行。
ペースが流れたというのに、L2は11.0-11.7の余力ラップ戦に。しかも7馬身差の圧勝で終い持ったままだったというのに！
相手も強力で、文句のつけようがありません。このレースから確実に力を付けています。
ここも崩れないだろうと考えて本命とします。

▲9.ラファドゥラ
1点でも問題ありませんが、ワイドが付いてくれないのでもう1頭推奨して高めも狙います。
ラファドゥラの前走は3F通過36.0秒のスローも、L4は45.3秒でまとめたトゥードジボン戦。位置が後ろすぎたという印象で、上がり33.5秒をマークしながらも前と脚色が同じになりました。評価を下げるような敗戦ではありません。
前々走は1000ｍ通過57.3秒という超ハイペースだったローズS。
中団で控えて、終いまでしぶとく脚を使ってはいますが、上位が強くて7着敗退。
ここで7着ならむしろ2勝クラス上位であることを示しました。
1勝クラス勝ちはダントツの上がりをマークして格の違いを見せつける内容。
未勝利勝ちの時計は1.32.3と超好時計で3馬身差の圧勝でした。
やや位置を悪くしそうなので、その点だけでしょうか。ただ、マルチャンやコスモシャングリラよりは前目に付けられそうで。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。