◎1.エコロライジン
土曜の東京芝は内枠先行有利の傾向がやや強め。
例年、このDコース開催は内枠先行有利になります。
エコロライジンは最内枠でずっとラチ沿いを通れるメリットが大きいでしょう。
前々走は出遅れましたが、押してリカバリーしました。
直線では窮屈なところに入って仕掛けが遅れる形になりましたが、エンジンが掛かってからの勢いは勝ち馬を凌いでいました。L2が11.4-11.3の加速＆余力ラップ戦だったということを考えれば、十分に強い競馬をしています。
前走もまた出遅れからリカバリーする形に。
勝ったエコロブルームはシンザン記念でも2着に好走した実力馬。
勝ち馬にはジワジワと離されていたとはいえ、L2が11.0-11.1と余力ラップの中でも優秀な数字でした。L4も45.7秒と、こちらも基準をクリアしているだけにレベルが高すぎました。
ここなら実力は上の馬です。
またしても出遅れるかもしれませんが、ラチ沿いをロスなく回れるメリットは大きい。
差し自体は利く馬場です。
最内を突くのがベストでしょうが、直線は外に出しても差して来られるでしょう。

○15.ハクサンイーグル
ハクサンイーグルの新馬戦は、L2が11.6-10.9と加速＆余力ラップになったショーマンフリート戦。
追い風の影響を受けてのラップですが、着差がしっかり付いて、負けた組も次走に好走している馬が多いので素直に評価して良いレースです。なお、ショーマンフリートはシンザン記念で5着した実力馬です。
ハクサンイーグルはスタートを決めて先行できました。
2戦目の前走は出遅れて、そこからリカバリーしていく競馬に。3.4コーナーはかなり外目を回されてしまいましたが、しぶとく伸びていました。L2が11.1-11.5なら優秀で、本馬も終い11.5~11.6秒辺りで走破しています。
今回はスタートをしっかりと決めて、ロスなく先行したいところ。
スタートさえ決めれば、見劣ることはありません。
ラチ沿いまで確保できればベストです。

L2は後半2F・ラスト2Fを意味しています（Lはラストの「L」になります）。2Fまとめて24.0秒などと記すこともあれば、12.0-12.0のように1F毎に記す場合もあります。L5やL4も同様です。