◎1.コパノエビータ
良馬場では外枠有利なダートコースも、道悪になると内枠有利、もしくは内枠の不利が軽減されるというのは常々述べている通り。
中山ダート1800ｍは道悪になっても内有利になりにくいコースですが、回収率ベースでは内枠の方が高くなります。
コパノエビータはデビュー時からキックバックを嫌がる馬で、それを避けるためなのか、徐々に距離延長してきています。
1600mに延長した前々走はスタートも悪く、中団から。キックバックを嫌がり、道中で何発もムチが入っていました。それでも終いは差を詰めているように、力はあります。
前走は1800ｍに延長。
スタート後は逃げられそうでしたが、外枠から被される形になっての先行策に。またしても道中ムチが入って手応えも悪かったのですが、4コーナーで前にスペースができると盛り返してきて4着まで浮上。
今回も被される危険性が高そうですが、湿ったダートだとキックバックの質も変わるので、パサパサの砂が飛んでくるのとは違って進みが良くなる可能性も。
もちろん、前走内容から武藤雅騎手が主張してくれる可能性もあります。
ずっと位置をズルズル下げる競馬していながら盛り返している内容から力はあるので、改めて期待します。

○9.セージグリーン
セージグリーンの新馬戦はタフなダートで先行馬が人気馬含めて軒並み失速しました。
その中、唯一、先行して馬券内に残す2着に好走したのがセージグリーン。
前走は更にタフな馬場になり、逃げて飛ぶかと思いましたが、控えて飛ぶという案外な結果に。
馬場差を考慮しても新馬戦時の分だけ走れていません。
道悪ダートならそう簡単にはバテないと考えて対抗にします。

馬券は本命の単勝と、セージグリーンとの馬連・ワイド一点勝負とします。

まず、大外枠カフェアローロは外を回されて、脚をなし崩し的に使わされる危険性が高いと考えています。もしそうでなくても、差して来られるかは微妙な馬場。
前走でセージグリーンに先着したゴールドアローンは、陣営が「苦しくなってきてから粘れるのがこの馬のいいところ」と述べている通り、前走は差し返しての2着。走りやすい馬場になって浮上するようなタイプかといえば、疑問符が灯ります。
芝路線からのエーリアルとウインプロティアについて。
元々、初ダートの馬を積極的に買う人間ではありませんが、今回はピーヒュレク騎手にキングスコート騎手という日本競馬に適応できていない2人が騎乗。非常に嫌いたい要素です。
ただ、2頭とも馬格がある点はプラス。