逃げ・先行馬の方が差し馬よりも多いメンバー構成。
逃げないと結果が出ていない馬が、ロックユアハート、カフジエニアゴン、ダノンセシボン、アルムラトゥールと4頭もいて、ハイペースは免れません。好位を追走していた組も位置取りが普段より後ろになり、自分の競馬ができなくなるはず。
ここは流石に差しが決まるでしょう。

◎9.ゼットレヨン
相当タイムが速くなるはずなので、なるべくならロスなく回れる内枠からがベターですが、内2頭目付近なら問題ないと判断しました。
まず、3走前では手応え抜群で直線を迎えたものの、前が完全に壁になって終戦。手応え自体はあったので、スムーズだったら勝ち負けだと考えていました。
この時が重馬場で、スムーズだったら35秒台の上がりを使えていたはずです。
前々走もインで進路がなくなり、開いてから追い出して伸びてきましたが、時すでに遅し。外の馬が伸びてきていたので加速も間に合いませんでした。
待望の外枠を引けた前走は、ウマい馬券で本命を打ちました。
正直、勝ちまでは厳しいと薄々感じていましたが、ハイペースを早めに進出してディキシーガンナーを封じ込めるという想像以上のパフォーマンスを発揮してくれました。
今回、この馬の内の馬の大半が前に行く馬なので、これらをやり過ごして内に潜り込むことはそう難しくないはずです。勝負どころから直線に関しては外に出してオッケー。
とにかく、速いペースの外目を追走することになって脚を失うことだけは避けてもらいたいところです。

○1.ウォームライト
休み明けの2走前から状態面もひと息だったのでしょう。
元々は高い上がり性能を備えた馬ですが、どうも伸びを欠く競馬が続きました。
今回は爪不安での休養ですが、立て直した効果もあるそうで、帰厩後は元気一杯という話です。
3走前は進路を切り替えるロスがありながら、追い込んできた馬の中から頭一つ抜け出して2着を確保。現級通用の力は示しました。
2勝クラス勝ちの時は、重馬場ダートで後半2Fが12.2-12.4。この馬自身は12.4よりコンマ数秒速くまとめており、まだ時計短縮の余地はあります。
とにかくデキ。それと内でどん詰まりになるようなことさえなければ。

▲4.ジェットエンブレム
2頭で良いようにも思いますが、もう1頭抜てきします。
ジェットエンブレムは近走、着順こそ悪いですが、前残りになったレースばかり。
あまり速い上がりを使えていませんでしたが、前走は35.6秒の高速上がりをマークできました。
8走前が2着だったウォームライトと0.1秒差の好内容。
この馬もインに潜り込むのが容易な枠。
超ハイペースの中、ロスなく乗って浮上してくると見ます。

推奨した3頭それぞれ一長一短があるように思うので、買い目はBOXで勝負！