1.2.3番枠が速く、13.バンドールロゼも行きたいタイプなのでペースアップ必至。
2勝クラスなら差す力の高い馬が揃うので、ある程度差しも利くでしょう。

◎15.パルデンス
パルデンスの前走は驚きのラップ。
正月の3日間開催の日曜日最終レースで、相当なタフな馬場だったのは間違いありません。
3F通過が34.2秒とまずまず流れたというのに、その後が12.5-12.4-12.1の加速ラップに。これはハイレベル戦だとマークしておきました。
前走で手綱を握った佐々木大輔によると「終いは確実に脚を使ってくれるし、その脚を使い出す位置が前になったことで結果が伴ってきました」とのこと。なるほどと感じる話で、実際、過去にも35秒台の高速上がりを使っていました。
前々走は押して位置を取ったものの、不利な内枠を引いて、直線ではかなり窮屈なところに突っ込む羽目に。スムーズに加速できた馬が恵まれやすい阪神ダートでこれでは加速も何もできたものではありませんでした。
今回は石橋騎手に乗り替わり。
積極的なタイプの騎手なので出していってくれるでしょう。
正直、道悪ダートで大外枠はプラスとはいえませんが、外を回すロスを極力、防いで乗ってくれれば。

○4.スクーバー
スクーバーは長期休養明けになりますが、入念に乗り込んで馬なりのみの調整。すでに牧場である程度、仕上げてきているから馬なりのみで済ませているのでしょう。時計も以前通り出ているので、成長面の方に期待が高まります。
ハイレベルな世代限定の1勝クラスでも全く崩れてこなかった点は高く評価できます。
1F長かったであろう1400ｍでも、オマツリオトコやペリエール、スマートフォルス、ミラクルティアラらとそう差のない競馬をしてきた馬です。
2勝クラスも通過点のはず。
勝ち上がった前々走は大きく出遅れ。
スタートはいつも危ういところがある馬ではありますが、いくらなんでも遅れすぎです。その後は内からリカバリーしていくと頭を上げて折り合いを欠く場面がありました。
それでも直線での手応えは抜群で、進路を切り替えるとあっさりと抜け出して後続を完封。相当強い競馬をしています。
前走もスタートひと息でしたが、前々走よりは遥かにマシで先行。不利な内枠で、最内一頭分の狭いところを割ってきましたが、ペースも速くて終いに苦しくなりました。
やはりスタートが心配なので、スタートの上手い横山武史騎手が乗るのはプラス。
今回は内の馬を行かせてすぐにインに潜り込める好枠です。
さすがに前々走より酷い競馬にはならないはずで、普通に回ってくれば勝ち負けでしょう。

他にも推奨馬を挙げるか迷いました。
エコロドゥネスやドンレパルス、差し馬のバルミュゼット、アポロプラネットなど、挙げるとキリがなくなるようなメンバーで、それならスクーバーは3着を外さないだろうと考えて、相手は1頭にします。

1.スティルディマーレに関しては危険な枠に入ったと考えています。
二の脚は速い馬ですが、すぐ外のキングクーやニーナブランドもまずまず速いので、出が悪いと被されてしまいます。諸刃の剣という印象で、たとえすんなり逃げられたとしても、外から他馬に競られてしまうと苦しくなるでしょう。疑っています。