先行タイプの少ないメンバー構成。
かなりの道悪が予想されるので、前は簡単に止まらなくなるでしょう。

◎6.コウユーママニニテ
コウユーママニニテは前走が1年以上の長期休養明け。
追い切りの過程からはまずまず仕上がっているように映りました。
その前走は含水率の低下でかなりタフになっていた日。ハイペースの差し競馬になると予想して単穴に抜てき。
実際、3F通過が33.7秒のハイペースで、その後が13.0-12.5-13.7とかなり後半が掛かりました。
4コーナーで早めに位置を押し上げて、手応え良く直線を迎えましたが、追ってからが伸び案外。前に残られ、後ろに交わされるという内容になりました。長期休養明けだったことを考えれば上々の結果だったと言えます。
ただ、本来はもう少し時計の出るダートで好走してきた馬です。
稍重の未勝利戦では、終い12.3秒と前も全く止まっていない中、本馬は12秒フラット辺りのラップで差し切っています。
前々走も終い12.3秒のところでしっかりと差を詰めてきました。
急坂部分で12.3秒はかなり速い水準ですが、この区間でしっかり差を詰めているのは中山ダート1200ｍ向きの証。
ようやく力を付けてきたというところで骨折してしまったという印象です。
今回は中1週で追い切りは軽めですが、一回使ったことで上積みは必至。
元々、もう少し位置を取れる馬で、ここ2走は逃げ・先行馬が多くて控えた形になりました。このメンバーならもう少し位置を取れるでしょう。
かなりの高速ダートが予想されるので、比較的ロスなく乗れる6番枠も良いところ。
巻き返せます。

○4.ミュージアムピース
ミュージアムピースは久しぶりのダートだった前走で1.11.4の好時計をマーク。
1勝クラスとしては道悪でも容易に出せない時計なので高く評価できます。
テンの速度はここでも上位で、逃げか番手からの競馬ができそう。
芝を使ってきている間に成長してきたのでしょう。
今回、逃げか番手からの競馬は叶いそうなメンバー構成なので、すんなりなら自然と浮上してくるはずです。

▲11.セッカチケーン
セッカチケーンは今回、ブリンカー着用で挑みます。
好走している馬がブリンカーを着用してくるのは珍しいですが、もう決めたいのでしょう、鞍上にもルメール騎手を配してきて本気度が伺えます。
道悪ダートでは6走前、現3勝クラスの1.2着馬に次ぐ3着に好走していて、こちらもパフォーマンスアップに期待できる馬。
道悪なので外を回されすぎると危険ですが、ルメール騎手が上手く導いてくれるでしょう。

前走、本命を打った5.イルザはタフなダートだからこそ本命を打った訳で、実際、終いが13.7秒と止まってくれたから届いたのだと考えています。
今の馬場に加えて、先行馬も少ないメンバー構成で、前走のような遅いスタートでは差しきれません。妙味もなくて。

1.エリーズダイヤは芝短距離で先行してきただけに、ここも先行できそうではありますが、現状、ピーヒュレク騎手は大きく割り引きます。もう少し乗れるところを見せてもらってから。