京都芝はJRA画像を見る限り、インがかなり荒れてきています。
先週、日に日に外枠が走れるようになっていたのは馬場の悪化も一因だったのでしょう。
内回りはまだ内有利かもしれませんが、ここは内枠勢に先行力ある馬が揃い、ペースはある程度流れそう。
そうなれば、内を通したが止まって外枠の優位性が高まると考えます。

◎14.ウィズユアハート
ウィズユアハートは前々走が好内容。
出遅れましたが、上がり最速で差してきた点を評価します。
勝ったバレルターンは新馬戦では上がり最速を使って勝ち馬と同タイムで、ラスト2Fが11.0-11.7の余力ラップだった馬。
5着ウォータープイプイは追走力に欠けるものの、その後に未勝利で2着があります。
前走は内枠が仇になった印象で、前に馬がいて上がっていけない間に上位馬に交わされてしまいました。
終いはその交わされた馬を交わす勢いで差してきています。
また、ハイペースになった中、位置も取りすぎた印象です。
内枠勢が速い今回は控えて差す競馬に戻せそう。
決め手だけならここでも上位です。
前が止まり、馬場の良い外を差して来られるでしょう。
ゴールドシップ産駒は平坦コースを得意としているので京都芝も得意です。また、今の時計の掛かる馬場も向くでしょう。

○7.エヴァンスウィート
エヴァンスウィートは運がないなという馬です。
新馬戦は2番手だったブルーサンが大きく外に膨れたことのアオリを食らい、共に大外まで吹っ飛んでいきました。
それでも終いは鋭い脚で差してきた通り、力は示したと言えるでしょう。
2戦目はすぐ内の馬がスタート後、外に逃避してそのアオリを食らい、最後方まで下がる羽目に。
ラスト2Fが10.7-11.6の余力ラップ戦で、勝ったナムラエイハブはデイリー杯4着、1勝クラスで2着がある実力馬。これに次ぐ2着ならこちらも力は示しました。
3戦目の前走は自らがスタート後、外にヨレましたが、先行策は取れました。ただ、ペースが流れたので先行した点は不利。
勝ったスウィープフィートは阪神JFで出遅れに外を回る不利がありながらも7着に頑張った強い馬です。2着には先行したウインディオーネが残しましたが、これも次走勝ち上がり。
先行して4着なら水準以上です。
そう不利は何度も続かないはずで、メンバーレベルの下がったここは決めても。

▲9.ウインキャロライン
ウインキャロラインは新馬戦で好発を切って逃げました。
逃げた点は気になりますが、武豊騎手ならペースに応じた競馬をしてくれるはず。
新馬戦はラスト2Fが11.0-11.3の余力ラップ戦で0.2秒差。
力量上位は確かです。
先週の京都芝はタフで時計がかかっているからでしょう、距離短縮圧倒的で、延長馬が全然走れていませんでした。
印を回した3頭は同距離ローテですが、ここは延長馬が比較的人気になっています。延長馬軽視で、素直に同距離ローテで強い競馬をしている馬から狙います。