阪神芝2400ｍはスタート後に急坂を通過するため、スローペースになりやすいコース。
逃げたいのは11.サトノクロークのみで、スローペース濃厚だと考えます。

◎11.サトノクローク
前走は少しあっけない負け方だと感じましたが、陣営の話では「馬場が悪いとのめるので、前走はその影響でしょう」とのこと。
前々走のラスト5Fの57.7秒は非常に優秀なラップで、2着に残したのは高く評価しています。
このラップで勝ったラスマドレスを次走も狙いましたが、目論見通り勝ってくれました。
前々走のラップは信頼できるので、今回は改めて期待します。
初の2400ｍに関しても、陣営は「好材料」と前向きです。
西村淳也騎手を配してきたのも、逃げるという意思表示ではないでしょうか。

○1.ローレルキャニオン
3走前の新緑賞のラスト5Fが58.2秒。
出遅れながらも上がり最速で2着に食い込みました。
前々走も出遅れて後方からになりましたが、3.4角で位置を押し上げたのが裏目に出ました。
ここもラスト5Fが58.3秒と速くなったレース。動くのが早すぎて、結果的に脚が保たなかったのだと考えています。
長期休養明けの前走はスタートを決めて先行したものの、ペースが速くて差し馬に展開が向きました。
1勝クラスで上位のキャリーハピネスにハナ差先着なら悪い内容ではありません。
2.3走前はスタート不得手のデムーロ騎手でしたが、前走でスタートを決めてくれた田口貫太騎手の継続騎乗なら信頼度は高いでしょう。
こちらも「スタミナ豊富だから2400ｍで更に」と前向きです。