◎4.ウォーターリーダー
中京ダートは土曜時点の含水率が15.1%と不良に近い水準で、日曜も重馬場濃厚だろうと予想しています。
中京ダート1400ｍはコースとしては内有利の造りですが、芝スタートの分、外枠有利が基本になっています。
ですが、ここまでの高速ダートになれば、ロスなく回る優位性が高まって内が有利でしょう。
ウォーターリーダーは1200ｍの前々走が非常に好内容。
3F通過33.8秒のハイペースを楽に先行。
終い12.9秒と失速幅の少ないレースになりましたが、ウォーターリーダー自身は12秒台半ばでまとめて差し切り。突き放そうと思えばもっと突き放せそうな余力ある勝利でした。
前走はスタートが悪く後方からになったのが致命的。
終いまで脚色しっかりしていましたが、ラスト1Fが12.6秒と止まっていない水準ではなかなか差は詰められません。
陣営が「1F延長はプラス」と述べていた通り、1400ｍでも問題ないということは分かりました。
今回は7ヶ月の休み明けですが、乗り込み量は豊富で、中間には自己ベストに迫る好時計をマークしています。馬なり中心の調整で、これはほぼ仕上がっていると見て良さそう。
仕上がっているなら、成長面の期待の方が膨らみます。
内枠3頭が速いので、それを見ながら競馬を運べる枠も良いでしょう。

○1.フィルムアクトレス
フィルムアクトレスは2着だった前走が超ハイレベル戦で、1.3.4.7着馬が次走で全て勝利を挙げています。上位馬の中で凡走したのは6着馬のみ。
しかも3F通過34.4秒のハイペースで逃げての2着ですから、高く評価せざるを得ません。
テンもこのメンバーではダントツに速い馬です。
前々走も3F通過34.5秒のハイペースで0.2秒差でしたが、一度叩いて絞れたことで本来の状態に戻ったのでしょう。
前走内容を疑う必要はありません。
逃げてそのまま残せるでしょう。

▲15.トーセンサウダージ
今の馬場で外枠の差し馬は買いたくないのですが、ここ2走はスタートが悪すぎます。
3走前は位置を取って勝利を挙げた通り、本来はもう少し位置を取れる馬です。
陣営は「太かった前走でも３着と力はある。叩かれて良くなっているし、スタート次第ではもっと前でレースをしてもいい」と前向き。
絞れてパフォーマンスを上げる可能性が大きく、それはスタートの出にも影響するはずです。
位置を取ってくるのなら、芝部分を長く走れる外枠は歓迎。
前々走は4角最後方で完全に終わったという位置から、34.7秒の上がりで5着に食い込みました。
多少なりとも位置を確保できれば、まとめて差し切ってもおかしくはありません。