内枠の3〜6番辺りが主張していきたいタイプ。
これらの先行争いに巻き込まれない外枠から狙うのがベターでしょう。

◎15.サトノルフィアン
前走で本命を打ったサトノルフィアンは直線半ばまで絶好の手応え。
これは貰った！と感じたのですが、鞍上の内田博幸騎手がなかなか追い出さず、残り200ｍ近くになってからようやく追い出しました。
結果、外の3頭にギリギリ切れ負けして4着に脱落するという何ともやりきれないレースになりました。
今回は陣営が「手応えが良くてもヨーイドンで切れる脚は使えません。そういった面を考慮した競馬をしてもらうつもりです」と述べています。
坂井瑠星騎手が下りで加速していく通常の競馬をしてくれるでしょう。
前々走は800ｍ通過46.6秒のハイペースを2番手追走。
残り200ｍでは一旦抜け出したものの、残り50ｍ近くで急失速しての7着に敗退。
ハイペースで展開こそ向きませんでしたが、ハイペース耐性の高さは見せました。
3走前の甲州街道Sは、1〜5着馬の全てが勝ち上がった超ハイレベル戦です。
こちらは800ｍ通過46.2秒のハイペースでサトノルフィアンにとって厳しい展開に。ワールドタキオンと1.0秒差なら決して悪い内容ではありません。
2勝クラス勝ちはラスト2Fを11.5-11.6という芝並みのラップでまとめた通り、能力の高さは確かです。
1F短縮でも問題なく追走できるスピードを持っているので、プラスしかありません。
外枠を引けたのも幸いです。
改めて期待できると考えて本命とします。

○11.エンペラーワケア
前走はスローペースを先行する競馬。
ラスト2Fは12.1-12.0の余力ラップで大楽勝。
前々走は揉まれたことのない馬だから内枠から積極的な競馬をしたという話です。
3F通過33.8秒はいくらなんでもオーバーペースで、このペースで逃げて2着に残したのは、むしろ強さを証明したと言えます。
負けたのも素質上位のヘンリーで、負けて強しとはまさにこのこと。
前走のラップから昇級戦の壁はありません。
ハイペースに巻き込まれることだけが怖いですが、外枠なので川田騎手がベストポジションをセレクトしてくれるでしょう。

▲13.ヴアーサ
サトノルフィアンの単勝にするか、ワイドを増やすか迷いましたが、ペースは流れるだろうと思うので、もう1頭の枠にヴアーサが飛んでくるというフォーカスに魅力を感じました。
現級上位の力を持っていて、安定して上位の上がりをマークできます。
前走・前々走は前が残る流れでも堅実に差してきました。
3走前は差しの届くレースでしたが、上位馬が好枠でこの馬が不利な枠だったこと、上位馬が強い馬揃いだったことが影響して届かず。
良馬場の方が良い馬ではありますが、稍重なら差して来られるでしょう。
重馬場にまでなると3度連続で飛んでいます。
好枠を引けた今回は届く可能性もアップしたと言えます。