阪神ダートの中でも1200ｍだけは、道悪になると内枠有利に姿を変えます。
揉まれないことや外から加速する優位性よりも、内をロスなく回ることの優位性が上回るのです。
そうなるか微妙な含水率になりそうではありますが、いずれにしてもここは先行馬が非常に少ないメンバー構成。
先行馬から狙っておけば間違いはないでしょう。

◎15.スナークメモリー
3走前の新潟ダート1200ｍが超ハイレベル戦。
直線は内で狭くなりながら0.4秒差で、高く評価できます。
この組を狙い撃ちして前走は本命を打ちました。
2着と好走してくれはしたものの、もっと早く外に出したかったという話。カラ馬が邪魔になって動きにくくなってしまいました。
前々走は1800ｍなので度外視。
4走前は4角でゴチャついて、思い切り手綱を引っ張る不利がありました。
終いは外から伸びていただけに、掲示板はあったであろう内容でした。
5走前は休み明け。
控えて最後方からという少し無茶な競馬で、上がり2位の脚は使いました。
確実に成長が伺える馬。
スタート面がまだ多少不安なので、リカバリーできる外枠は悪くないのではないでしょうか。
今回も先行すれば、勝ち負けになるでしょう。

○13.リュウ
前走はスタート後に内に大きくモタれました。
位置こそ取れたものの、砂を被ってサッパリで、道中、ズルズルと後退。
砂被りがNGだと分かったので、こちらも外枠は良いでしょう。
前々走は3F通過34.6秒のハイペースで逃げて2着に残す強い内容。勝ったコパのハンプトンは3勝クラスでも好走しているほどの馬です。
3走前は世代限定戦のダートらしく3F通過34.1秒の超ハイペース。外目の中団からになりましたが、ここでは砂を被らずに伸びてきました。
未勝利勝ちは、タフなダートで1.11.9と相当な時計で走破しています。
能力最上位で、今回は崩れる要素も少ないと言えるでしょう。

▲2.イツモハラペコ
こちらも先行馬。
前走は3F通過34.2秒の超ハイペースを追走したことで「気分を損ねてしまった」という話です。
前々走は稍重で内枠有利になっていた新潟ダート1200ｍ。10番枠から内2頭目辺りをロスなく先行。
最後まで伸びて4着と通用の力を示しました。
3走前は完全に外有利な馬場の2番枠と不利な枠。それなりには伸びてきました。
1700ｍでは余力ラップ戦でタイム差なしの2着があり、実力はある馬。
有利な枠に替わって改めて期待します。

△3.グローバリスト
2.3走前は先行態勢に入りましたが、行ききれず、砂を被って後退。
4走前は大きく出遅れました。
前走はようやく、砂を被らない2番手から運べて7着と頑張りました。
とにかく自分の形に持ち込めなければダメな馬なので、内枠からハナを奪えれば。それが叶いそうなメンバーではあります。

本命・対抗でほぼ決まると考えているので、単穴・連下は少額だけ押さえておきます。