土曜の中京芝は高速馬場と言って良い水準。
中京芝2200ｍは基本、差しの届きやすい舞台ですが、少頭数だと前が残りやすくなります。
しかし、高速馬場だと自然と速度が出てハイペースになりやすく、特に中距離は差しが決まりやすくなります。土曜12Rの2000ｍ戦がまさにそのようなレースでした。
ここも差せる脚を持っている馬から狙います。

◎7.マイネルカンパーナ
いつの間にか強くなっていた馬です。
特に4走前はラスト5Fが58.4秒と速くなったハイレベル戦で、相手も1勝クラスを勝てる水準の馬ばかりでした。ヒシルリアンとロードプレイヤーがそれぞれブービー・殿負けというのも頷けてしまうレースだったと言えます。
イン前有利の馬場だったとはいえ、0.3秒差の5着は高く評価しなければなりません。
前々走は出遅れ。直線では前が完全に詰まる不利があり、完全に踏み遅れましたが、終いはよく伸びて4着確保。
前走はスタート後に鞍上がインをチラリと見ていて、外差し馬場を意識していたのかなという印象を受けました。あまりに意識しすぎたのか分かりませんが、後ろからになりすぎて結局はインを突くしかない競馬に。
上位は全て外を通した馬だった中、馬場の悪い最内を突いて5着と、よく伸びてはいました。
ここ2走は完全に訳ありの敗戦なので、巻き返し可能です。
上がりもいつの間にか33秒台を使えるようになっていて、高速馬場にも対応できるタイプ。
メンバーレベルは関西圏とはいえ低く、決め手ある馬もほぼいません。
力上位と考えて本命とします。

○4.スリリングチェイス
デビュー戦はいきなり未勝利戦で、ニホンピロキーフの2着。
上がり34.3秒は次点を0.6秒上回っており、このメンバー内では決め手がある方です。
前々走は前が壁で、斜行気味にインに切れ込む競馬に。
スムーズさを欠いたのと伸びないインを通らされた分の負けで、力あるところは見せました。
前走は内枠から先行。ラスト2Fが11.3-11.3の余力ラップ戦で、インを突いたインスタキングがよもやの上がりを繰り出したレース。
メンバーレベルはかなり微妙でしたが、持続ラップで2着なら悪くはありません。

他馬の推奨も迷いましたが、決め手はこの2頭に分があると考えて2頭のみ。マイネルカンパーナはアタマまであり得ると考えて単勝も購入します。