土曜の中京芝は来ている枠こそ外枠が目立ちましたが、コーナーでインを通した馬が優勢でした。開幕週らしいイン有利の馬場と見て良いでしょう。
ここは距離延長馬が多いメンバー構成ですが、距離短縮馬の方に魅力を感じます。

◎6.アドマイヤジェイ
アドマイヤジェイの前走は、コンクシェルが付いてきた先行馬を潰すハイペース逃げを打って圧勝したレース。3番手追走の圧倒的人気アルナージェインが飛びましたが、次走、巻き返して勝利を収めました。
そんな中、2番手追走から2着と0.1秒差まで粘ったアドマイヤジェイのレース内容は高く評価できます。
このレースは1400ｍ通過が1.20.6で、アドマイヤジェイも1分20秒台後半で通過していたように見えます。このメンバーの持ち時計最速が1.20.8なので、前走通り走れば勝ち負けになる計算です。
前々走は、勝ったインテグリフォリアとは内外の進路差だと考えていますが、最後はアドマイヤジェイが勝ち馬を追い詰める好内容。なお、インテグリフォリアはすでに3勝クラスでも好走しているくらい強い馬です。
1400ｍに短縮しても5.6番手辺りを追走できそうなメンバー。
先行さえできれば、スタミナ面の強みを活かして押し切れるだろうと考えます。

○8.マイネルカーライル
マイネルカーライルは、重馬場だった小倉未勝利でラスト2Fを11.1-11.4の余力ラップで勝利した馬です。
能力が高いのは間違いありませんが、とにかく課題が折り合い面。
逃げても酷く引っかかり気味の逃げになり、失速してしまいます。
そういう馬なだけに距離短縮は歓迎でしょう。
しかも、1800ｍから1400ｍへの短縮だというのに、この馬が逃げられても不思議のないメンバー構成。バレルだけが厄介な存在です。
逃げ馬が2F以上距離短縮しても、なお逃げられる可能性が高い場合は間違いなく買いです。
2F分も楽ができれば、残せる確率もグンと上がります。
2番手になる可能性の方が高そうですが、とにかく折り合いさえ付けば押し切る力はあります。

▲7.バレル
マイネルカーライルの逃げを阻む存在であろうバレルを3頭目にチョイスします。
前走はスローの逃げでしたが、11.1秒のL2区間で後続を大きく引き離しました。11.8秒と失速したL1区間でオードリーバローズに差されましたが、相当強豪が揃った中での2着は高く評価。
1.21.1という走破時計も優秀で、1400ｍで逃げる形がベストなのでしょう。
4走前でも速めのペースで逃げて3着に好走。
3走前で逃げられなかった時のレースを見る限り、もう徹底逃げ馬になっている印象を受けます。
このレースは3F通過33.3秒とスプリント戦並のハイペースに。バレルは大外枠もあって逃げられませんでしたが、鞍上の川田騎手がなかなか引きませんでした。
バレルが逃げて、マイネルカーライルが掛かり気味に2番手から追いかけると共倒れになるはず。
展開面でそこだけが不安ですが、ここでマイネルカーライルを買わない手は私にはありません。

展開面に注目してご覧ください。