改修後の京都芝は水はけこそ良く馬場状態も回復しやすいですが、雨の影響は長く残るという印象を抱いています。
また、道悪で上がりがかかると後続の切れ味が削がれて先行有利が強くなる傾向に。土曜はもしかすると良馬場まで回復するかもしれませんが、そうなったとしても時計はかかるだろうと考えます。

◎7.バジオウ
ルーラーシップ産駒らしく、本来、タフな馬場は得意な馬なのですが、展開不向きなレースに苦しんでいます。
前走は雨が切れ味を要求されるレースになり、不向きなレースでしたが、逃げて3着は頑張った方です。
前々走は外差し馬場になってしまって展開不向き。
3走前の小倉大賞典は内が荒れて先行馬不利の展開でしたが、早め先頭から3着に粘る強い競馬をしています。
インの荒れていない道悪というのはベスト条件でしょう。
今回は休み明けですが、乗り込み量豊富で、最終追い切りはレモンポップと同入。元々、休み明けから走れるタイプです。
テンの速い馬はこの馬より外に入りました。
今回も「ハナを切るレース」と陣営が述べていますが、それが叶いそうな枠の並び。
オーバーペースになりそうな気配もないメンバー構成なので、先行して残せるだろうと予想します。

○10.テーオーソラネル
前走のオクトーバーステークスは縦長馬群になり、後続が差せない流れに。
3番手追走から5着ではさほど評価する訳にはいきませんが、今回はブリンカー着用で挑みます。
七夕賞は先行馬も残れるペースだっただけに意外すぎる惨敗だったので、ブリンカー着用で本来のパフォーマンスを発揮できれば。
1勝クラス勝ちの時は、稍重の中京でやや速めの逃げを打って圧勝。稍重で時計のかかっていた中京で2.00.3は優秀な時計です。
3連勝の内容からしてオープンの壁はないと思っていた馬。
ブリンカー効果に期待します。

▲2.マイネルクリソーラ
差してくるなら内枠、かつ、道悪道悪得意のマイネルクリソーラでしょうか。
前走のオクトーバーSは差せない流れだったと書きましたが、ダントツの最速上がりで6着まで差してきたのは非常に優秀な内容です。
前々走は前の組が残る中、武豊騎手の芸術的なマクりで突き抜けました。当時の札幌もタフな馬場で、上がりのかかるレースの方が良い馬でしょう。
デムーロ騎手もマクりの上手い騎手。
中団辺りから徐々に進出していく形になれば。