ダート1200ｍは道悪になると内枠有利になりやすいのですが、改修後の京都ダート1200ｍは道悪でも外枠有利のまま、という傾向が出ています。ここも外枠先行タイプから狙います。
先行馬こそまずまずいますが、前走逃げた馬は0で、外から先行した馬が残すだろうと考えます。

◎13.インヒズアイズ
元々は1400ｍでデビューした馬で、ここに出走・人気のバトゥーキを撃破しています。
その後は世代限定ダート短距離特有のハイペースで先行できなかったり、逃げても差されたり、ということもあって1800ｍに距離延長。これが功を奏して、ペースが流れたというのに逃げて3着を3回続けました。
前々走に関しては、いくらなんでもペースが速すぎで、3F通過35.7秒に、5F通過60.0秒で先行しては止まって仕方ありません。
距離を短縮した前走は、すでに2勝クラスまで突破したダノンミカエルに先着。しかも3F通過34.2秒のハイペースを2番手から抜け出してのものだから価値は高いと言えるでしょう。
前走のラスト1Fの13.4秒を抜けば、1.11.5の通過タイムで1200ｍを駆け抜けています。芝スタートの分は割り引かなければならないとはいえ、良馬場でこの通過タイムは十分すぎるほど速い水準。
ここは外枠からスムーズな競馬で勝ち負けでしょう。

◯11.アロットドリーム
アロットドリームも相当な器です。
前走は出遅れのようにも見えますが、パトロールビデオを確認すると両隣から思い切り挟まれています。出が悪いからこうなったのは確かですが、元々、出自体は悪く、二の脚でリカバリーして先行する馬です。内のメイショウタイゲイが控える馬でもあるので、前走のようなことがまた起こる危険性は低いでしょう。
さて、その前走はスタート不利の後、掛かり気味にリカバリーしてかなり脚を使っていたにもかかわらず、3着まで追い込んでくる驚きの内容。ラスト1Fが12.0秒と速い中での0.3秒差負けで、この馬も全く止まっていない水準で最後まで駆け抜けています。
前々走は3F通過34.0秒のハイペースを先行。勝ったディキシーガンナーと2着のマイネルフォーコン共に上のクラスでも通用する強い3歳馬で、展開と相手が悪かっただけだと言えます。
それ以前の1700ｍや芝、世代限定戦は度外視して問題ありません。
現実的なペースでの逃げ・先行なら、この2頭両方が崩れることは考えにくいところ。

穴で狙いたいのが▲8.ブラヴィーノ。
中央再転入の馬になります。
この手のタイプは人気になりにくいのですが、単純に地方での時計やスピード指数を確認して比較するだけで穴目を取れることが少なくありません。
園田・姫路では全く活躍できませんでしたが、笠松で馬体を絞って大活躍。時計的に1勝クラスで足りる存在です。
笠松はラップが出ていないのでテンの速度が分かりませんが、レースを見る限りでは掛かり気味に先行する馬です。
ゲート練習の時計を見てもかなり速い水準なので、ここでも先行できるのではないでしょうか。
4キロ減の河原田騎手も魅力です。
不安は追い切り本数が2本だけという点ですが、陣営は「中央でも差はないと思います」と前向き。
好走される前に仕留めたいところです。