将来性という点ではガイアメンテ、パワーホールに相当な素質を感じています。特に操縦性にも優れて好位で上手に競馬をしたガイアメンテはどんな展開にも対応できる機動力も感じています。
　ただ、眼前の一戦に限れば、◎セットアップの先行力。函館新馬戦（２着）は結果的には優勝したレガレイラが強すぎました。２戦目の前走・未勝利戦は好ラップを刻んで、１分48秒５の好時計勝ち。この時計でまとめれば、例年の札幌２歳Sなら勝ち負けになるレベル。札幌より芝質が重い函館で好走していることも、渋り気味のきょうの馬場を考えれば、いいでしょう。
　不気味なのは阪神で圧勝してきたギャンブルルーム。かなりのスローで位置を取れずに差し切ったので小回り札幌が合うかは微妙ですが、まくり気味に進出できる脚はまず備えています。
　穴っぽいのは新馬Ｖが単純に楽逃げとは決めつけられないマーゴットソラ−レ。
　福島で勝ち上がったロジルーラーはゴールドシップ産駒。血統構成はいかにも札幌向きかもしれません。