馬番 馬名 指数
1 カレンルシェルブル 818
2 テーオーシリウス 840
3 エヒト 834
4 マリアエレーナ 839
5 モズナガレボシ 788
6 カテドラル 813
7 ゴールドエクリプス 766
8 エニシノウタ 753
9 スタッドリー 806
10 ククナ 829
11 ワンダフルタウン 798
12 ザイツィンガー 787
13 アップデート 746
14 ヴァンケドミンゴ 790
15 レヴェッツァ 784
16 スカーフェイス 786
※指数最高値との差が50以内の馬の中から買い目を決めています。
◎2:テーオーシリウス(指数840)
開幕週の絶好馬場を味方に、伏兵の大駆けに期待する。
今春に3勝クラスを5馬身差の逃げ切り圧勝。
好スタートからハナへ立つと、1〜2角から後続を離し始めて、大逃げの形。
ただ、1000m60秒8は速くはなく、十分に息は入っていた。
3〜4角でも差を詰めさせず、直線ではもう安全圏に逃げ込んでいた。
自分の形に持ち込めた時の強さは、しっかりと証明している。
特筆すべきは、大きく離した2〜4着馬がその後相次いで勝ち上がっていることで、この馬の強さがより一層際立っている。
オーピン昇級後は、3戦して0秒5差4着、0秒3差3着、そして大差の16着。
既にオープンクラスにメドは立てているが、前走大敗は敗因が明確で度外視できる。
軽く促して外からスーッと前に出て、2番手で折り合いがついたように見えたが、早々に手応えが怪しくなり、3〜4角で失速してしまった。
1度もハミを取るところがなかったようで、気難しい面が出てしまった。
やはりハナを切ってこそのタイプで、それさえ叶えば一片の可能性は十分にある。
ここは中3週での競馬となるが、デキ落ちは無く良い状態をキープしている。
今週の追い切りは、栗東CWコースでの単走追い。
馬なりで、5F67秒3、ラスト1Fは12秒0と上々の動きを見せている。
過去2勝を挙げている小倉コースに替わる点もプラスだ。
中距離の平坦小回りは、持ち味のしぶとさを生かせるベストの舞台だ。
コンビを組む西村淳騎手は、過去4度騎乗して勝ち鞍も挙げており、この馬のクセは掴んでいる。
メンバーを見渡しても、ハナを主張しそうな馬は見当たらず、単騎逃げが見込める組み合わせ。
ハンデ55キロも手頃で、絶好の2番枠を引き当てた。
内有利の開幕週の馬場と展開を味方に、マイペースでの逃げ切りに期待する。
〇4:マリアエレーナ(指数839)
昨年のこのレースの覇者。
これまで戦ってきた相手を考えると、ここでは上位評価が必要だろう。
昨年は重賞初制覇に加えて、天皇賞(秋)でも出遅れながら0秒7差の7着に善戦するなど飛躍の1年だった。
今年はここまで重賞を4戦していずれも0秒7差以内に善戦しており、ここでは地力上位だ。
前走の鳴尾記念は、好位からしぶとく伸びて0秒2差の5着に善戦。
2番手から正攻法の競馬で、4角で逃げ馬を交わして一瞬は先頭を窺っていた。
その後残り1ハロンでは外の勝ち馬より劣勢で、坂から脚勢が鈍ったが、力は示した。
それ以来2か月半ぶりの実戦だが、中間の調整は順調そのものだ。
1週前追い切りでは、栗東坂路で古馬2勝馬との併せ馬。
一杯に追われた相手に対して、0秒5の追走から一杯に追われて0秒5先着した。
4F51秒6、ラスト1Fは11秒7と好時計を記録し、前走同様仕上がりは上々だ。
今回は2戦2勝の小倉に替わり、1分57秒台の持ち時計があり開幕馬場もプラス。
唯一の課題は、実質トップハンデとなる56.5キロの斤量だろう。
馬格が無いだけにどうかも、2走前の大阪杯では56キロを背負って0秒5差5着なら、こなせると見たい。
主戦騎手の継続騎乗で、好勝負必至と見て推したい。
▲3:エヒト(指数834)
ムラ駆けで取捨が難しいタイプだが、鞍上強化での前進に期待する。
昨年の七夕賞2馬身半差で完勝しているように、平坦小回りコースは得意にしている。
連覇を狙った前走の七夕賞は、追い込み届かず0秒7差の8着。
発馬で接触する不利があり、中団よりやや後ろの位置取りに。
3角から馬場の中ほどへ進出すると、直線は窮屈な場面があり、少し脚を余すような形。
逃げた馬と2、3番手追走の馬が掲示板を占めたように前残りの展開で、流れが向かなかった。
前走が海外帰りかつ4か月半ぶりの実戦だったことを考えると、上積みが見込めそうだ。
1週前追い切りでは、栗東坂路で強めに追われて、4F51秒6の好時計を記録。
ラスト1Fも12秒0と上々で、状態は確実に上向いている。
福島コースや阪神内回り、中山コースで結果を出しているように、切れるというよりはスピードの持続力で勝負するタイプ。
前走同様ハンデ58キロの斤量との闘いだが、ひと叩きした効果と川田騎手を配して勝負気配は十分と見て、巻き返しに期待する。
△10:ククナ(指数829)
オープン2戦目となった前走の七夕賞で、0秒2差の2着に好走。
内枠を生かして好位のポケットを確保。
ペースを考えると完璧な立ち回りで、4角まで終始抜群の手応え。
直線で追い出すとしっかりと伸びて2着争いを制した。
今週の追い切りでは岩田望騎手が跨り、栗東CWコースで古馬2勝馬との併せ馬。
一杯に追われた相手に対して、0秒8の追走から終い仕掛けられて0秒2遅れてのフィニッシュ。
とは言え、5F68秒8、ラスト1Fは11秒7と時計は上々で、馬体もふっくらと見せており、遅れの心配はないだろう。
前走で重賞を好走したにもかかわらず、ハンデは据え置きの54キロ。
いかにも恵まれた印象が強く、先週重賞勝ちで勢いに乗る鞍上が、今週も非凡な手綱捌きを見せる。