馬番 馬名 指数
1 コトブキテティス 780
2 タイトルホルダー 894
3 キングオブドラゴン 828
4 ライラック 781
5 ディアスティマ 836
6 ボッケリーニ 870
7 アリストテレス 820
8 カントル 811
9 アスクビクターモア 874
10 マイネルファンロン 798
11 マカオンドール 813
12 ヒートオンビート 866
※指数最高値との差が50以内の馬の中から買い目を決めています。
◎2:タイトルホルダー(指数894)
昨年躍進した世代最強馬が、復権を期す戦いへと挑む。
昨年のこのレースを制すと、天皇賞(春)、宝塚記念とG1を連勝。
現役最強馬の称号を手中に収めつつあったが、有馬記念でまさかの9着敗退。
レースは好スタートから難なくハナへ。
前半のペースは速くなく、これならと思わせたが、4角手前で後続を突き放せず、直線入り口では一気に勝ち馬に交わされてしまった。
本来のパフォーマンスからはほど遠いレースぶり。
若干動きに鈍さがあったことから、凱旋門賞挑戦での見えない疲れがあったのかもしれない。
力負けでは無いだけに、この一戦だけで評価を落とすことは無い。
ここから、再び頂点を目指しての戦いが始まる。
3か月ぶりの実戦だが、順調に調整されており、軽快な動きを見せている。
1週前追い切りでは横山和騎手が跨り、美浦南ウッドコースで古馬1勝馬との併せ馬。
馬なりの相手に対して、1秒1の追走から馬なりで併入した。
5F66秒2、ラスト1Fは11秒7と、時計も動きも単走追いだった前走以上だ。
今回は顔ぶれも頭数も落ち着いており、強敵と呼べるのは昨年の菊花賞馬ぐらい。
久々で斤量59キロは楽ではないが、実績、能力からすれば克服できるはず。
好発進を決めて、現役最強馬への道を歩み出す。
〇9:アスクビクターモア(指数874)
この馬も昨年飛躍を遂げた1頭だ。
弥生賞勝ちに、皐月賞5着、ダービー3着と春も健闘したが、前走の菊花賞で念願のG1初制覇。
2番手で馬群を引っ張る形で、自分のリズムで運ぶ。
残り3ハロンで仕掛けて逃げ馬を交わすと、単独先頭に躍り出て大きなリードを取る。
ゴール前で2着馬に迫られたが、淀みないペースを早めに動いて後続を完封。
勝ちに行く競馬で最後までよく凌いで、春の雪辱を見事に果たした。
それ以来の5か月ぶりの実戦だが、入念に乗り込まれて力を出せる状態に仕上がっている。
1週前追い切りは、美浦南ウッドコースでの単走追い。
終い仕掛けられて、5F65秒2、ラスト1Fは11秒4と、前走時より更に成長してパワーアップした印象だ。
(前走時は同コース馬なりで、5F67秒0、ラスト1Fは11秒7)
前走で負かした2、3着馬のその後の活躍を見ると、この馬の能力も相当高いと思われる。
更に特筆すべきは、「コース巧者」であることだ。
中山で5戦して3勝。
敗れた2戦は皐月賞(5着)とセントライト記念(2着)だから「中山の鬼」と言っていいだろう。
本命馬とは「菊花賞馬対決」として、人気の上では一騎打ちが濃厚だが、今後を占う意味でも重要な一戦になる。
▲6:ボッケリーニ(指数870)
昨年のこのレースの2着馬で、その後目黒記念勝ちと距離実績は十分。
更には3走前の京都大賞典では、後のJC勝ち馬ヴェラアズールの2着に好走。
近走はG1の強敵相手で歯が立たなかったが、(1.2.1.0)と好成績のG2で、このメンバー相手なら通用する下地はある。
3か月ぶりの実戦だが、中間の動きはまずまずで、休み明けとしては及第点の動きだ。
1週前追い切りでは、栗東CWコースで古馬1勝馬との併せ馬。
一杯に追われた相手に対して、0秒8の追走から、一杯に追われて0秒5遅れてのフィニッシュ。
とは言え、5F68秒8、ラスト1Fは11秒7と時計は悪くなく、遅れの心配はないだろう。
人気上位2頭は強力、しかも斤量58キロと、勝ち切るまではどうかも、タイトルホルダーとクビ差だった昨年の走りができれば、上位2頭に割って入る可能性は十分にある。
△12:ヒートオンビート(指数866)
これまで重賞未勝利ながら、9戦して(0.3.3.3)と堅実駆けしている。
唯一のG1挑戦だった昨年の天皇賞(春)でも4着と健闘しており、相手なりに走れる能力の高さは魅力十分だ。
前走のアルゼンチン共和国杯は、ハンデ57キロを背負いながらも0秒2差3着に好走。
発馬を決めると内へ誘導し、中団前めにつけると、道中しっかりと折り合う。
直線に向いて若干の不利はあったが、前がすんなり開いて進出。
しぶとく伸びたが、最後は他馬と脚いろが同じになった。
勝ち馬は先週の阪神大賞典でも3着に好走しており、ハンデ差を考えると負けて強しの内容だった。
それ以来4か月半ぶりの出走だが、中間の動きはむしろ前走時より良いくらいだ。
1週前追い切りでは池添騎手を背に、栗東CWコースで3歳未勝利馬との併せ馬。
馬なりの相手に対して、1秒7の追走から一杯に追われて0秒1先着した。
5F66秒5、ラスト1Fは11秒2と時計も前走時以上で休み明けを感じさせないデキの良さを見せている。
(前走時は同コース単走で5F68秒4、ラスト1Fは11秒5)
乗り慣れた池添騎手に手綱が戻って、昨年0秒1差3着の舞台なら、デキの良さで昨年以上が期待できる。