◎……①ダイシンヤマトはデビュー戦の前走で「９→10→13→４着」と理想のＶラインを刻んだ。古馬では珍しくないが、道中ポジションを一度も上げずに直線だけで盛り返す理想のＶラインはキャリアの浅い馬にはなかなかできない芸当だ。今走の勝ち負けは必至とみる。

○……相手も前走「２→５→３→２着」とＶラインを刻んだ⑬アフターグロウ。その前走は一番のスタートを決めたが行きたい馬を先に行かせて５番手を追走。直線のたたき合いで首遅れたが外から見た操縦性の良さは光った。Ｖライン馬同士のワンツーもある。

▲………⑧ココクレーターはデビュー戦の東京芝１８００㍍で首差の２着。スタートは五分だったが二の脚がつかずに後方から。直線内で勝ち馬とのたたき合いとなったが首差競り負けた。マイルの流れにどう対応するかがカギになる。

△１……②オセアジェネシスは東京芝の２０００㍍新馬戦で６着。スタートを決めて好位の２番手に付け折り合い、直線いったん抜け出すかの脚を見せたが残り２００㍍で苦しくなった。距離短縮が吉と出れば楽しみだ。

△２……⑪ランドグリーズは芝１６００㍍の新馬、未勝利と連続４着。初戦は出遅れ、前走はスタートを決めたものの残り２００㍍からのひと伸びが利かなかった。この舞台を２度経験したのは大きな強み。流れに乗れば上位争いになる。

△３……⑭サティンボディスはここまで６戦して【０２１３】。デビュー３戦は馬券に絡んだが、ここ３戦は道中スムーズさを欠いて力を出し切れずにいる。気性の難しいタイプだがレースに集中できれば差はない。


【用語解説】
注：追っかけＶライン馬＝何らかの理由で力を出し切れなかった馬。次走もＶライン馬として馬券対象にする。
注：理想のＶライン馬＝道中順位を一度も上げず直線だけで盛り返す馬。
注：変則Ｖライン馬＝道中の位置取りに関係なく３コーナーで後退して直線で盛り返す馬。