◎ファイブフォースは、1200mに距離短縮でパフォーマンスを挙げているように、距離適性は1200m以下のスプリンター。ただし、スプリンターである自身のスタミナのわりに1400mでも善戦しており、とくに３走前の新潟芝1400m戦では着順こそ５着ながら速いペースを追走しつつもジリジリと脚を伸ばしていた。新潟芝1000mは中央では最短距離ながら、最長の直線を持つコースとも言え、好走するには持続力が必須の資質。ダートに実績のある馬がしばしばこのコースで穴をあけるのもそれが理由だ。昇級緒戦の前走は10着に大敗したが、クラスの壁というよりも異常に速かった馬場に対応し切れなかったのが敗因で、雨の影響が残る新潟芝コースなら時計的にも何の心配もない。定量戦とはいえ斤量の53キロも新潟芝1000mでは大きなアドバンテージ。同馬のスピードと持続力を活かして勝ち負けまで見込める。