成長途上の新馬戦(2着)を除けば、馬体増の2戦目以降は完璧な戦績。阪神JF、チューリップ賞で◎を打ったので有力候補と見ている。新馬戦で先着を許したグランアレグリアとはこちらがアウェーの立場、当時の完成度の違いもあったと思う。実績を残すホームの阪神マイルなら、新馬とは逆の結果が出る可能性は高い。唯一不安はチューリップ賞1着馬が過去10年、09年ブエナビスタと14年ハープスターしか勝っていない点。昨今のクラシック前哨戦は「使い分け」もあり、ステップの中では最も重視されるチューリップ賞とて強力なメンバーは集まっていない。桜花賞は一気のメンバー強化。2走前の阪神JF自体は「辛勝」で抜けた。V候補とは?
正直、評価が難しい。新馬戦でダノンファンタジーを負かした事実は見逃せない半面、当時のファンタジーの馬体重は442キロ。460キロで安定した秋以降を考えれば成長途上、栗東~東京の長距離輸送も影響した感もある。続くサウジアラビアRCはメンバー分散の2歳重賞で8頭立て。2着ドゴール以下のその後の成績から高評価しにくい。当時は鉄砲駆けVも利き、約4カ月ぶりの実戦はさほど抵抗感はないが、朝日杯FSが果たして阪神JF以上のレベルだったか?個人的には良くても「3番手」までの評価。