注目は大挙5頭が登録のダイワメジャー産駒でしょうか。16年の優勝馬メジャーエンブレムの父でもあります。また現在のマイル重賞では、今後のリーディングを争うことになるディープインパクトとロードカナロアの産駒に注目しています。1600mから2400mで活躍馬を輩出してきたディープインパクトに対して、1200mから1600mを主戦場とするロードカナロア。2頭が交錯するのがマイルだからです。今回は、ロードカナロア産駒の出走がないことからもディープインパクト産駒も中心といえるでしょう。
配合的には、軽快なダイワメジャーの産駒ならば母は重厚な血統の馬、反対にスタミナ寄りなディープインパクトの産駒ならば母はスピードタイプを重視したいところです。
コーナーの緩やかな外回りの影響で、中盤の2ハロンが12秒台まで緩む中だるみの上がり勝負。脚質では4コーナー先頭の馬が過去10年で3着内ゼロ。当日単勝オッズ49.9倍以内かつ前走東京の500万下クラス以上で上がり5位以内だった馬が過去10年で【4―5―4―10】複勝率56.5%、複勝回収率132%と優秀。
牡馬相手にGIII完勝のグランアレグリアが不在なら、昨年同様アルテミスSで上がり上位の1、2着馬は有力。特に阪神マイル戦の新馬でラスト2ハロン22.1秒のラップを差し切ったビーチサンバは注目。近年は不振のファンタジーS組だが、勝ち馬ダノンファンタジーは新馬でグランアレグリアに負けた以外は完勝。上がりのラスト2ハロンはいずれも世代トップの数字でこちらも注目。