平成最後の開催となる2018年有馬記念には天皇賞・秋を勝利した昨年のダービー馬レイデオロや
ラストランとなるサトノダイヤモンド、障害レース界のスター・オジュウチョウサンなど
豪華メンバーが出走予定!12月23日(日)15:25の発走です!
井内利彰
予想家人気投票1位!
有馬記念の"調教適性"とは?
今年の注目点を特別公開!
過去の有馬記念の好走馬がどのような調教を行っていたか、これを最重要視。そして、今開催の中山芝2500mの傾向も重視する。直近3年の3着以内馬はすべて「トラック」での追い切りを含んでいたので、坂路オンリーでの調教は不利と判断。12月2日に行われた中山芝2500m(3歳上1000万下)でもこの傾向は同様。上位人気のレイデオロ、キセキは併用調教に該当。調教適性という意味では評価する必要があるだろう。逆にモズカッチャンやミッキーロケットといった妙味がある実績馬は坂路オンリーでの調教。これらに対する評価が馬券の鍵を握るかも知れない。
また1週前追い切りで前走からの一変が期待できると評価したシュヴァルグラン。こちらは最終追い切りでもイメージ通りの動き。ただ、15番という枠順でどのような立ち回りを見せるかイメージが沸きにくい。
今回は印をつけた馬に加えて、全馬の調教内容評価を書いている。無印だからといって調教内容が悪いわけでない馬もいるので、内容評価から読み取っていただきたい。
吉冨隆安
NHKで話題"勝利を売る男"
実走着差理論で導く◎は?
有馬記念の注目馬を動画で解説!
草野仁
一口出資馬に活躍馬多数!
芸能界随一の相馬眼で斬る!
土屋伸之
漫才コンビ「ナイツ」から登場
玄人も唸る勝負予想に注目
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さくまみお
競馬YouTuberによるデータ分析
有馬記念で狙うべき馬とは?
過去5年の3着内馬の傾向診断結果は…
[1.絡みやすい馬の特徴]
内枠有利な傾向で、過去5年の3着内馬15頭中8頭が1〜3枠でした。7枠〜の馬は連対すらしておらず、ギリギリ3着に2回。どちらも1〜2番人気のゴールドシップでした。脚質的には15頭中9頭が逃げ先行馬、年齢的には15頭中15頭が3~5歳の馬とベテラン勢には厳しいデータ。そしてGIで3着内に入った馬は絡みやすいですが、中でも同じ非根幹距離で行われる菊花賞や宝塚記念の好走馬に注目。
[2.穴馬の共通点]
穴馬は、内枠に入った逃げ先行馬。忘れがちなのは末脚が強烈な馬。そしてトリッキーな中山コースを得意としている中山巧者。もし当日雨が降るようなら重馬場適性のある馬にも要注意です。
最後に、有馬記念でラストランを迎える馬は"もう厳しいのでは…"と思うような馬でもよく好走しているので、今年もサトノダイヤモンドは応援しています!皆様の今年の締めくくりが最高の思い出になりますように。良いお年を(^^)
井内利彰
関西馬の1週前調教をチェック!
ここまでの調整が順調な馬は?
特別登録で栗東所属馬が12頭。その半数近くが狙ってみたくなる1週前追い切りを消化しているが、特に推したいのはシュヴァルグラン。京都大賞典、ジャパンカップと追い切りの動きを見て評価に悩まされたが、今回の1週前追い切りは、本命即決の動き。併せ馬で遅れるたびに「攻めは動かない」的な評価を下されているが、そんなことはない。併せ馬で先着する前向きさを見せた時ほど好走する。
1週前追い切りの併せ馬では動くだろうなと思わせたのが、11日の坂路馬場でのキャンター。騎乗していた大江祐輔調教助手は「意識していなかった」と話すが、前にいた同厩の馬を目標にするような形で、気持ちの入った走りを見せており、これが12日のCWでの3頭併せ最先着の流れを生んだと思っている。
あとはキセキ。ジャパンカップ翌週の調整を見ているとテンションが高い印象だったが、そこをうまくケアして、1週前追い切りは人馬一体の動き。この馬に反動という言葉をあてはめると浅いような気がしてならない。
小田哲也
穴馬の激走があるとしたら・・・
スポニチの看板記者の見解とは?
ご存じの通り有馬記念は「内枠&前有利」の図式。芝管理が進んだ昨今、4週目でも芝の内寄りの傷みはさほど進んでいない。人気はレイデオロ、キセキの順は確実だが、この「2強」にしても外枠を引いてしまうと、簡単にいくかは…。レイデオロは前に行かない脚質ゆえ中山だと位置取り、キセキは同舞台の日経賞で掛かった前科もある。
強力先行型が不在。万が一キセキが色気?を持って、ペースを落としての逃げでスローペースになると、一瞬の切れが武器の馬の台頭も。その際は過去の傾向から4歳、5歳馬から選びたい。4歳牝馬のモズカッチャンは3歳時の500万下(芝1800m=1着)で中山を地味にこなしているのも強調材料。何より、Mデムーロが乗る点は心強い。馬群を縫える器用さも兼備しており、内枠を引けるようだと急浮上。2年前の優勝馬サトノダイヤモンド(5歳)も馬群をさばけるレース巧者。有終Vシーンも多い有馬記念では「終わった馬」と決めつけるのは早計かも。
草野仁
レイデオロなど数多くの名馬に出資!
草野仁に訊く今年の注目ポイントは?
最強の馬と思われているアーモンドアイ不在、スワーヴリチャード欠場とやや寂しいメンバーに成った感は否めない。それでも天皇賞馬レイデオロ、ジャパンカップで驚異的レコード2着のキセキ、クラシック路線で健闘したブラストワンピース、それに武豊騎手の障害最強馬オジュウチョウサン、サトノダイヤモンド等一応の格好のつく役者は揃ったと云って良いだろう。
1番人気が予想されるレイデオロについて考えたい。秋はじっくり休養を取ってレースに臨んで来られたので体調は全く心配なさそう。然もルメール騎乗とあればミスはないだろう。一番栄冠に近い所に居ると思うが、クラシック路線でダービー5着、菊花賞4着とやや不運にも思えたブラストワンピースが潜在能力を発揮出来るかどうか、池添騎手の騎乗に注目したい。
8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 枠番 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 馬番 |
母馬名
馬名
父馬名
脚質
毛色
|
||||||||||||||||
57.0牡7 | 57.0牡6 | 57.0牡4 | 55.0牝8 | 57.0牡4 | 57.0牡5 | 57.0牡4 | 57.0牡5 | 55.0牡3 | 57.0牡7 | 57.0牡5 | 57.0牡6 | 57.0牡5 | 55.0牝4 | 57.0牡4 | 57.0牡7 | 斤量 馬齢 |
田辺 | ボウマ | 川田 | 戸崎圭 | ルメー | マーフ | 横山典 | 蛯名 | 池添 | 藤岡佑 | アヴド | Cデム | 岩田 | Mデム | 福永 | 武豊 | 騎手 |
美浦金成 | 栗東友道 | 栗東中竹 | 栗東大久保 | 美浦藤沢和 | 栗東音無 | 美浦菊沢 | 栗東庄野 | 美浦大竹 | 栗東藤岡 | 栗東池江 | 栗東藤原英 | 栗東友道 | 栗東鮫島 | 栗東宮本 | 美浦和田郎 | 調教師 |
486(+18) | 470(+2) | 506(+2) | 460(-18) | 490(+8) | 472(-2) | 480(-2) | 446(0) | 534(+4) | 504(+14) | 506(+2) | 464(+10) | 504(+10) | 486(-4) | 490前計不 | 514(+2) | 馬体重 |
147.015人気 | 22.79人気 | 5.92人気 | 196.616人気 | 2.21人気 | 22.58人気 | 28.810人気 | 117.213人気 | 8.93人気 | 144.214人気 | 18.16人気 | 20.67人気 | 42.512人気 | 9.14人気 | 32.211人気 | 9.25人気 | オッズ |
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レイデオロの母父はシンボリクリスエス。2002年と2003年の有馬記念を連覇。特に引退レースとなった4歳の有馬記念のパフォーマンスは圧巻。2着のリンカーンに9馬身差をつける圧勝。勝ち時計も当時のレコードタイム。有馬記念はボールドルーラーを持つ馬に相性が良いレース。シンボリクリスエスも母父がボールドルーラー系の種牡馬。
父キングカメハメハはキングマンボ系。人気薄での激走が目立つ。14年9人気で2着のトゥザワールド。11年7人気2着エイシンフラッシュ。9人気3着のトゥザグローリーはいずれもキングマンボ系。2001年に13人気で2着に走ったアメリカンボスもキングマンボ系。レイデオロは人気での出走にはなるだろうが、人気薄で走る馬が多いのはキングマンボ系が当レースで近走以上に走ることが多いから。当レースに適性が高い父系ではある。
牝系はウインドインハーヘアの一族。同牝系にディープインパクト。ブラックタイド。ディープインパクトは引退レースの有馬記念を圧勝。ブラックタイド産駒にキタサンブラック。こちらも引退レースの有馬記念で優勝。ではあるが、レイデオロの場合はレディブロンドの血を経由している点を考慮する必要がある。
同牝馬は古馬になってスプリント戦で才能を開花させた馬。母のラドラーダも東京マイルがベスト条件。レイデオロも直線が長く高速マイル適性が問われる条件で高いパフォーマンスを発揮してきた。有馬記念は高速マイル適性が問われる条件とはリンクしない。人気で買うにはリスク要因ではある。
元年のイナリワンから昨年のキタサンブラックまでの26頭
平成で最も強かった有馬記念馬は?
あなたが考える平成最強の有馬記念馬は?
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二刀流GI制覇に挑む注目馬を
どこよりも早く考察
障害界のスターホース・オジュウチョウサンが有馬記念に挑戦。平成最後のグランプリレースを彩る報道に、競馬ファンは心躍らせています。J・GI最多勝となる5勝、JRA重賞連勝記録を更新した後の路線変更。平地レースを2連勝するも、障害GIと平地GIでは求められる適性が異なるのもまた事実です。
【前走東京2400m→中山芝2500mの戦績】
オジュウチョウサンのローテは東京2400m→中山芝2500mとなり、2013年1月以降の同ローテ実績は【11-15-13-80】です。勝率9.2%、連対率21.8%、複勝率32.8%で、単勝回収率は109%。同コースでは最も勝ちの多いローテです。
有馬記念の「前走東京2400m」は、「前走ジャパンカップ」なのですが、過去10年で17年のキタサンブラック、14年のジェンティルドンナ、10年のヴィクトワールピサなど3勝。単勝5番人気以下の好走例では、15年のサウンズオブアース(5人気2着)、11年のエイシンフラッシュ(7人気2着)とトゥザグローリー(9人気3着)、09年のエアシェイディ(11人気3着)、08年のアドマイヤモナーク(14人気2着)が前走ジャパンカップ組。
ちなみに、オジュウチョウサンの所属する和田正一郎厩舎は、芝2500m以上(障害戦を含まない)の戦績が【5-2-1-25】で勝率が15.2%、連対率が21.2%。中山芝2500mに変わり、大舞台での一発が期待できます。
【父ステイゴールド×母父ロベルト系】
オジュウチョウサンの父はステイゴールド。有馬記念を制したオルフェーヴルやゴールドシップ、ドリームジャーニーの父にあたります。12年に10人気で2着のオーシャンブルーもステイゴールド産駒です。
そして母父はシンボリクリスエス。有馬記念を連覇した名馬ですが、血統では「ロベルト系」です。父ステイゴールド×母父ロベルト系という血統配合を持つ馬の、2013年1月以降の中山芝2500m実績を見てみると、
【3-3-0-11】勝率17.6%、連対率35.3%、複勝率35.3%。
単勝回収率は147%、複勝回収率は95%と、優秀な数値です。
【前走の勝ち時計はオープンで通用!】
オジュウチョウサンは前走で南武特別(1000万下)を勝利。7頭と少頭数でしたが、前半37.6の好位でレースを進め、上がり34.5を繰り出して2着ブラックプラチナムの追撃を抑えました。
8頭立て以下、かつ1000万下を2:25.0で勝利。このタイムは同クラスの東京芝2400mの中では5番目の好時計(過去5年)です。少頭数のスローペースだったことを鑑みると十分な結果。また、同条件を2:25.0以下のタイムで勝利した馬はマイネルサージュ、ムイトオブリガード、パリンジェネシス、ルックトゥワイスの4頭。マイネルサージュやムイトオブリガードは重賞戦線でも活躍しており、オジュウチョウサンはオープンで通用する力を持っていると言っても過言ではありません。
オジュウチョウサンは第一回・第二回の有馬記念ファン投票の中間発表では3位にランクインしており、多数の支持を集めています。平成最後のグランプリでミラクルを起こす可能性も決してゼロではありません。