昨年よりメンバーがかなり手薄。もともと豪州を中心に競走馬を買い付けている香港は中長距離の層が薄いのだが（だから英国ダービーで善戦までだった馬が翌春の香港ダービーを勝ったりする）、それにしてもという感じ。ならば昨年の覇者、ハイランドリールが「取りにきた」と考えて差し支えないだろう。

　相手筆頭には速い時計にも対応できそうなワンフットインヘヴンを選択。母は2006年に香港カップを制している。

　日本勢の3頭からは、外枠からの発走でも向正面から長く脚を使ってきそうなヌーヴォレコルトを筆頭に指名。今年のメンバーなら、昨年5着にヘレンハッピースターでも勝負になりそうな感がある。

　サトノクラウンは距離と適性的に微妙という感はするが、モレイラ騎手が鞍上だけに軽く見ることができないのは確か。連下の穴として、乱ペースになったときに追い込みの脚が届きそうなフレイムヒーローを挙げておく。