こちらの予想でも唱えたとおり、エンドスウィープを父系に持つ競走馬は休養明けが狙い目である。サウスヴィグラスが最も典型的な例で、スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤムーンもこれに当てはまる。

以下、舞子特別の原稿から抜粋。
“今年の4月16日に医王寺特別で13番人気の3着と好走したムーンドロップも、休養明けのアドマイヤムーン。今年の1月11日に未勝利を勝ち上がったメンデンホール（ミッドサマーフェアの半妹）も……エトセトラ、エトセトラ”

このメンデンホールが休養明けで出てくるのだから、狙わないわけにはいかない。アドマイヤムーンはフォーティナイナー系で、母父がキングマンボなので、ミスタープロスペクターの分岐系列を父系、母系ともに併せ持つことになる。平坦ながらパワーの必要な新潟芝には合っているだろうし、アドマイヤムーン自体、根幹距離よりも非根幹に向くきらいがあるため、1400mという距離条件もかなり好材料となるのではないかと考えている。

本日30日、新潟では雨が降ったことによって馬場が湿り、従来の傾向から少しだけズレたところに血統の軸があるのだが、ミスプロの濃いクロスが覚醒する舞台ではないかと踏んだ。内枠すぎると馬群に進路を閉じられるのが新潟だが、メンデンホールは後方で脚を溜めるタイプのレースをするので、ここにもあまり懸念はない。存分に能力を発揮して、エンドスウィープの特性「鉄砲駆け」も併せて、さらに上のクラスに羽ばたいてくれればとおもう。