◎16クロノジェネシス
まず今回の前提として週末の天気予報からパンパンの良馬場で行われることはないと見ている。その中で当馬は血統的に馬場悪化は歓迎の口で馬場を味方にできるとみた。2走前に行われた2200メートルの京都記念で重馬場で勝ち切るという実績がある点も心強い。前走の大阪杯はラッキーライラックに差し切られ2着に敗れたが今回は馬場と2200適性から逆転の目があるとみている。
◯11ラッキーライラック
外国人騎手が騎乗し始めてから馬も復活し、外国人騎手時は(2.2.0.0)と手が合う。前走の大阪杯はラストの直線でうまく抜け出してきて勝ち切るという強い内容であった。今が充実期であることは間違いないだろう。阪神コースも得意で死角は少ない。
▲13ダンビュライト
去勢明け2戦目で挑む当馬。変わり身という面では一回使われたここが1番の狙い目。先行力は強みでロスなく立ち回れば一発あるとみている。馬場も距離も合う。松若騎手とも乗り慣れたコンビであり人馬一体で穴を開ける。
△12モズベッロ
前走の天皇賞(春)はさすがに距離が長かった印象。血統的にも距離はこのあたりがベスト。前走はいきなり58キロを背負ったことも要因。今回は前走背負ったことで慣れも見込める点はプラス。池添騎手とは手が合っていて当馬も穴の一発が期待できる。
△18ブラストワンピース
通算成績(7.0.0.6)とピンかパーのタイプで軸には不向きの馬。血統的には馬場が合う点はプラス。しかし条件を選ぶタイプの馬とはいえ昔ほどの信頼感はない。AJCCで勝利したがメンバーレベルを見れば妥当とも捉えられる。ここは買い目からは見送り。
★5サートゥルナーリア
今回1番人気が想定されるが人気ほどの信頼感はないとみる。前走の金鯱賞はメンバーレベルが低く当馬にとっては正直勝って当然とも取れた。その相手関係で2着馬と0.3秒差はむしろ物足りなかったと言及してもよい。有馬記念ではリスグラシューに完敗の2着でリスグラシューが怪物級とも考えることはできるがそれでもこの2着は3歳時のため斤量55キロと古馬よりも有利な斤量であったのは確かで恩恵があったことは間違いない。以上のことからメンバーレベルがあがる今回は絶対的な信頼はおけない。また、今回は天気も不安定でありパンパンの良馬場で行われることはないと見ている。タフな馬場も向かないとみた。
注17カデナ
前走の大阪杯は上がり最速を使って4着と健闘。差しの展開となった場合は一発あるとみている。ただ馬場は良馬場のほうがいいタイプ。注文が多くつくタイプではあるがハマれば怖いという一頭。
注1トーセンカンビーナ
前走の天皇賞(春)は5着に健闘したが当馬は出遅れ癖がありその点だけでもマイナス材料。メンバーレベルを考えてもこの距離で出遅れを考慮したら馬券内は厳しいとみている。道中流れて展開が向けば…という馬。
以下、五十音順です。
消9アドマイヤアルバ
近走の内容からメンバーレベルがさらに上がる今回はさすがに厳しい。無欲の後方一気か思い切って前につけるなり何か策を打たなければ馬券内はないとみている。
消4アフリカンゴールド
2200は(1.1.0.0)と合っているが近走の内容から厳しい。鞍上も直前まで決まっていなかったことからも勝負気配は漂わない。
消14キセキ
前走の天皇賞(春)は出遅れが懸念されたがなんとか普通に出た点は良かった。しかし結果は道中かかり6着まで。折り合い不安・ゲート不安と買うにはリスクが大きい馬。前走はゲートが出ても結果が出なかったという点からも今のキセキでは足りないとみたため消し。
消3グローリーヴェイズ
香港ヴァーズ勝利は評価できるが海外帰りの長期休養明けの出走と勝負気配的には薄い印象。(ドバイが中止になったということが大きいが)
国内では京都を中心に使われて結果を残してきた。その点から阪神というコースも合わないとみている。
消15スティッフェリオ
前走の天皇賞(春)はハナ差の2着と僅かに勝利を逃したが人気薄ながら強い内容ではあった。前走は距離適性があったと見ている。2200メートルはAJCC8着など得意ではない。前走からのパフォーマンスという面から上昇は見込めない。
消6トーセンスーリヤ
条件戦を勝ち挑んだ新潟大賞典で見事に勝ち切った点は評価できるがハンデ戦で斤量の恩恵もあった。メンバーレベルが上がり、斤量もいきなり58キロでは厳しいとみている。横山和とは手が合っており、全て馬券内という点は評価できる。
消2ペルシアンナイト
当馬は叩き良化型でパフォーマンス上昇は前走よりは見込めるがそれでも近走の内容は一息。やはり全盛期ほどの勢いがなく穴を開ける材料も少ない。テン乗りである点からも勝負気配は漂わない。
消10メイショウテンゲン
長距離にこだわって使われてきたが故にここでの距離短縮は厳しい印象。週末の天気から馬場が渋る点は良いがそれでもこのメンバーで距離短縮は厳しいとみて消しとする。
消8レッドジェニアル
前走の阪神で行われた鳴尾記念で3着となったが本質的は京都の方が合う馬。前走よりもメンバーレベルではが上がることからもパフォーマンス上昇という面からは厳しいとみている。出遅れの懸念がある点もよくない。
消7ワグネリアン
前走の大阪杯5着馬。前走は差し負けるなど上位の馬などの兼ね合いを見ると消しに。当馬はダービー勝ちやジャパンC3着など本質的には東京がベスト舞台。阪神2200は合わないと見ているし、馬場も合わない。