07/15(日) 函館 芝2000 サラ3歳上オープン (国際)(特指)ハンデ
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◎ 1番 ブラックバゴ○ 12番 ナスノセイカン☆ 7番 トリコロールブルー△ 3番 サクラアンプルール△ 6番 エアアンセム△ 11番 マイネルハニー
※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 洋芝、小回りという独特な条件で、開催終盤に行われるため馬場状態も微妙。JRA重賞の中でも難易度の高さでは指折りの存在で、毎年のように波乱の決着が繰り返されている。1番人気は最近10年間で2着が2回あるだけ。他場で形成された序列はほとんどあてにならず、「函館ならでは」という馬が日の目を浴びる舞台になる。 1.ステイヤー血統に要注目 メイショウサムソン、ステイゴールド、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、メジロマックイーン、ダンスインザダーク、ミルジョージ、リアルシャダイ、マヤノトップガン。近年の連対馬の父、母父を見ると、自身か産駒が長距離GIを制した馬の名前が並ぶ。2000mより長い距離をこなせる下地を持っている馬が、このレースの質にフィットするのだろう。 2.巴賞組の重要性低下 函館で行われるステップレースとして巴賞は重要な位置づけにあり、かつては上位を独占することも珍しくなかったが、2012年に施行時期が繰り上げられて以降の6年間では、巴賞をステップにした馬の連対は[0-3-2-26]と、好走例が減少している。この期間には1番人気に支持された馬も3頭いるが、それぞれ4、10、6着。連対を果たした3頭は巴賞では5、8、6着と、叩き台と割り切った形で敗れていた馬だった。 3.ベテランが存在感を示す かつてエリモハリアーが5-7歳時に3連覇したことがあったように、ベテランの活躍が目立つレースで、最近2年間も6歳馬が連勝中。過去10年を見ても、6歳以上が5勝して2着6回と好成績を上げている。昨年は3歳のサトノアレスが1番人気で6着、一昨年は4歳のバイガエシが1番人気で5着。若い馬の未知の魅力に期待するのは、このレースに限っては分のいい賭けではない。 ブラックバゴはエンジンの掛かりが遅い面がネックで出世に手間取ったが、準オープンを昨年の函館で、オープン特別を京都の重馬場でいずれも完勝。パワーを要する状況ならばオープンクラスでも引けを取らない能力の持ち主だ。2歳時にはホープフルSで3着、3歳時には京成杯で2着があり、前走の中山金杯も最速上がりを繰り出して僅差の4着。重賞でも勝ち負けできるだけの素地はすでに示している。鼻出血のトラブルがあって今回は半年の休養明けになるが、昨年1000万条件を勝ったときが5か月ぶりの一戦だったように、気性的に休み明けはマイナスにならないタイプだ。 ナスノセイカンは巴賞では7着に終わったが、直線の短い函館では距離が不足していたようで、最後の伸びは悪くなかった。新潟大賞典で3着した実績があり、ハンデ戦で時計がかかれば重賞にも手が届くところまで力をつけている。ヤマカツライデンは昨年の3着馬で、札幌でも勝ち鞍があるように時計を要する洋芝は合っている。前走は同型にハナを叩かれて沈んだが、自身の持ち時計は更新しており、状態自体はけっして悪くない。 トリコロールブルーはレコード決着になった鳴尾記念で3着と力をつけている。サクラアンプルールは叩き良化型で久々が課題も、実績は最上位で距離短縮も好材料。マイネルハニーはオープン・重賞3勝の実力馬で、久々だった前走は叩き台と割り切って狙いたい。他では、屈腱炎から立ち直って7歳にして充実期を迎えたエアアンセムにも注意。
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※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
洋芝、小回りという独特な条件で、開催終盤に行われるため馬場状態も微妙。JRA重賞の中でも難易度の高さでは指折りの存在で、毎年のように波乱の決着が繰り返されている。1番人気は最近10年間で2着が2回あるだけ。他場で形成された序列はほとんどあてにならず、「函館ならでは」という馬が日の目を浴びる舞台になる。
1.ステイヤー血統に要注目
メイショウサムソン、ステイゴールド、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、メジロマックイーン、ダンスインザダーク、ミルジョージ、リアルシャダイ、マヤノトップガン。近年の連対馬の父、母父を見ると、自身か産駒が長距離GIを制した馬の名前が並ぶ。2000mより長い距離をこなせる下地を持っている馬が、このレースの質にフィットするのだろう。
2.巴賞組の重要性低下
函館で行われるステップレースとして巴賞は重要な位置づけにあり、かつては上位を独占することも珍しくなかったが、2012年に施行時期が繰り上げられて以降の6年間では、巴賞をステップにした馬の連対は[0-3-2-26]と、好走例が減少している。この期間には1番人気に支持された馬も3頭いるが、それぞれ4、10、6着。連対を果たした3頭は巴賞では5、8、6着と、叩き台と割り切った形で敗れていた馬だった。
3.ベテランが存在感を示す
かつてエリモハリアーが5-7歳時に3連覇したことがあったように、ベテランの活躍が目立つレースで、最近2年間も6歳馬が連勝中。過去10年を見ても、6歳以上が5勝して2着6回と好成績を上げている。昨年は3歳のサトノアレスが1番人気で6着、一昨年は4歳のバイガエシが1番人気で5着。若い馬の未知の魅力に期待するのは、このレースに限っては分のいい賭けではない。
ブラックバゴはエンジンの掛かりが遅い面がネックで出世に手間取ったが、準オープンを昨年の函館で、オープン特別を京都の重馬場でいずれも完勝。パワーを要する状況ならばオープンクラスでも引けを取らない能力の持ち主だ。2歳時にはホープフルSで3着、3歳時には京成杯で2着があり、前走の中山金杯も最速上がりを繰り出して僅差の4着。重賞でも勝ち負けできるだけの素地はすでに示している。鼻出血のトラブルがあって今回は半年の休養明けになるが、昨年1000万条件を勝ったときが5か月ぶりの一戦だったように、気性的に休み明けはマイナスにならないタイプだ。
ナスノセイカンは巴賞では7着に終わったが、直線の短い函館では距離が不足していたようで、最後の伸びは悪くなかった。新潟大賞典で3着した実績があり、ハンデ戦で時計がかかれば重賞にも手が届くところまで力をつけている。ヤマカツライデンは昨年の3着馬で、札幌でも勝ち鞍があるように時計を要する洋芝は合っている。前走は同型にハナを叩かれて沈んだが、自身の持ち時計は更新しており、状態自体はけっして悪くない。
トリコロールブルーはレコード決着になった鳴尾記念で3着と力をつけている。サクラアンプルールは叩き良化型で久々が課題も、実績は最上位で距離短縮も好材料。マイネルハニーはオープン・重賞3勝の実力馬で、久々だった前走は叩き台と割り切って狙いたい。他では、屈腱炎から立ち直って7歳にして充実期を迎えたエアアンセムにも注意。