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札幌記念

08/19(日) 札幌 芝2000 サラ3歳上オープン (国際)(特指)定量

netkeiba編集部の予想

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※月曜日段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 札幌記念は夏のローカル開催で唯一行われるGII戦である。サマー2000シリーズの第4戦にして最大のポイントが付与されるレースでもあるが、札幌記念の勝ち馬は凱旋門賞や天皇賞など、GIへ直行することが珍しくなく、サマー2000シリーズとの結びつきはそれほど強くない。ローカル重賞でありながら、じつはGIへのステップレースと考えて差し支えないレースである。

1.スピードが必要

 昨年の勝ち馬サクラアンプルールは好メンバーの揃った中山記念で2着していたし、一昨年の2着馬モーリスは言わずと知れた名マイラー、3着のレインボーラインアーリントンC勝ち。2015年はトーホウジャッカルラキシスラストインパクトと、長めの距離で実績を残した人気馬が全滅、2014年も桜花賞ハープスターが断然人気のゴールドシップを負かしている。ステイヤーよりもマイラー型を上位に評価すべきレース。

2.ベテランが優位に

 昨年は6歳のサクラアンプルールと8歳のナリタハリケーンでワンツー、2015年も6歳のディサイファと7歳のヒットザターゲットがワンツー。本来なら主役を演じるはずの4歳馬は、昨年2番人気のエアスピネルが5着、2015年1番人気のトーホウジャッカルが8着と、好走がここ4年間途絶えている。

3.休み明けでは厳しい

 半年以上の休み明けでここに挑んだ馬は、過去10年で[0-0-1-5]と未連対。唯一3着したのが2番人気のレッドディザイア(前年の有馬記念以来)で、結果的にレッドディザイアはこのレースが最後のレースになった。定量戦ということもあって、実績馬の復帰戦に選ばれるケースが多いが、順調さを欠いた馬は苦戦を強いられている。

 マルターズアポジーはここまで重賞を3勝。昨夏にはマイルの関屋記念も制した。けっして暑さに強いタイプではないが、夏に好走例が多いのは直線に坂がないローカル競馬場を得意としていることが大きい。札幌を走るのは初めてだが、新潟・福島・小倉で4勝を稼いでいるように、直線が平坦のコース形態がベスト。中山記念の3着だけ走れば、このメンバーで足りないということはないだろう。

 マカヒキは4歳時以降勝ち鞍から遠ざかっているが、GIでも大崩れしていないのだから、このメンバーでの力上位は明白。ここに向けて乗り込みも入念だ。サングレーザー安田記念で好位から競馬を進めて5着したように、折り合い面で進境を見せている。距離延長は課題だが札幌は2戦2勝と得意コース。

 サクラアンプルールは昨年の勝ち馬で前走函館記念でも2着。ここも脚の使い所ひとつだろう。エリザベス女王杯勝ち馬モズカッチャンは叩き良化型で久々がどうか。ミッキースワローは中山・福島で3勝を挙げているように直線が短いコースは合っている。ネオリアリズムは久々の国内戦だが、一昨年制覇した舞台で条件に不足はない。あとは仕上がり次第だろう。

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