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　◎プロディガルサンは｢ディープインパクト×ストームキャット｣という組み合わせで、リアルスティール(ドバイターフ、共同通信杯)の全弟にあたる。｢ディープ×ストームキャット｣はキズナ(日本ダービー、ニエル賞)、エイシンヒカリ(イスパーン賞、香港C)、ラキシス(エリザベス女王杯)、アユサン(桜花賞)、サトノアラジン(京王杯SC、スワンS)などを出しているニックス。女傑ミエスクに連なる牝系は世界最高レベルの良血だ。

　母ラヴズオンリーミーの血は比較的早くから動けるものの、本当に良くなるのは古馬になってから。2-3歳時は惜しいところで重賞に手が届かなかったが、4歳緒戦となる前走の東京新聞杯(G3)は2着と健闘し、今後の飛躍を予感させた。2000mという距離は問題なく、自在性のある馬なのでどこからでも競馬ができる。好位のインで折り合いをつければ直線で抜け出せるだろう。