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　◎サトノアレスは｢ディープインパクト×デインヒル｣という組み合わせ。母の父デインヒルは豊富な筋肉量と前向きな気性を伝えるマイラー型種牡馬で、小回りコースでマクるレースをさせると味がある。前走の朝日杯フューチュリティS(G1)は、外回りコースにもかかわらず最終コーナーでマクって進出する、という競馬で快勝した。ゴール前でモンドキャンノに詰め寄られたのはやや強引なレース運びだったからだろう。中山コースならそれで問題なく、レースはしやすくなる。母方にデインヒルを持つディープインパクト産駒は中山芝コースで連対率25.9%と優秀。

　初勝利を挙げた昨年9月の2歳未勝利戦は今回と同じ中山芝1800mで、着差はわずかハナだったが、4コーナーで外から被せられて進路が狭くなる不利を克服しての勝利だったので、本来であればもっと大きな着差をつけて楽勝していたはずだ。1ヵ月前に帰厩してから順調に稽古をこなしており、休み明けとしてはまずまずの仕上がり。普通に力を出せば馬券圏内を外さないだろう。